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上尾市議会議員 深山たかしは上尾に活力地域力をモットーに議員活動をしています。

TEL. 048-776-0575

〒362-0001 埼玉県上尾市上1774-7

一般質問会議録集

 平成23年  9月 定例会 − 09月07日−一般質問−03号

P.66 
◆17番(深山孝議員) こんにちは。17番、深山孝でございます。通告に従いまして、市政に対する一般質問を始めさせていただきます。

  安心と安全の定義を考えたときに、人はどのようなときに安全と考え、どのようなときに安心できるのか。さまざまな文献を読みましたが、双方とも抽象的 な概念で、個人によってそのとらえ方に差があることも分かりました。
 安全とは、客観的に見て危険や危害の発生するおそれのないことを示し、安心とは主観的 に不安材料がない心理状態を指しているようであります。現在と将来の安心、安全を考えたときに、今回一般質問で行政が担うべき安全対策と、市民が望む安心 感を満たすために何が必要か考えました。

  大きな項目の第1点目の質問は、安心、安全対策についてであります。1点目、白線、交通標識がないために事故が多発している区画整理中の交通安全対策 についてであります。
 6月議会においても上平第三土地区画整理地内で交通事故が報告されましたが、7月全職員ボランティア清掃の日も同じ場所でフェンスを 壊す事故が発生してしまいました。地内は、道路が広がったことにより、車両の通行量も増えています。
 地域の皆様から再三にわたり交通標識や白線、信号機設 置の要望も多くありますが、区画整理事業が進行中は道路規制ができない事情もあると伺っております。
 しかしながら、現実に事故が多発している状況を見る と、すぐにでも対策を講じていただきたいと思います。常識的に考えても、車や人の往来があれば、ある程度の交通規制をしなければ、交通事故の発生する可能 性も高いと思うのですが、どのような理由から区画整理地内の交通安全対策ができないのか、お答えください。

  2点目の質問は、迷い人に関することであります。
最近防災行政無線で迷い人の知らせが多くなったように思います。
 地域の方も放送されると心配するとの 声をよく耳にします。ご家族の方の心痛は察するに余りあるところだと思います。
 すぐに保護される場合はよいのですが、発見までに1日以上も経過してしまい ますと、ご本人の体力も消耗著しいものがあると思います。特にご高齢の方の場合、徒歩で信じられないほど遠方まで行かれてしまうケースもあると伺っており ます。上尾市内の現状と対策をお答えいただきたいと思います。

  3点目、地域支え合いの仕組みづくりであります。日本には昔、向こう三軒両隣といって、最低近所づき合いは当然として、お互いが何かと助け合ってきた よき習慣があったそうです。そこには、信頼と安心によって結ばれたコミュニティが存在していました。みそがなくなったといっては隣に駆け込み分けてもら い、子どもをちょっと預かってくれと頼まれれば、快く自分の子ども同様にかわいがるといった風情がありました。戦後、日本の習慣も時代の流れとともに忘れ 去られてきた面もあるかもしれません。
 しかし、3月11日の震災以降、ご近所同士が助け合いながら地域を支え合っているニュースが連日のように伝えられて います。人間は大なり小なり人とかかわりを持って生きています。人と接触をすることを苦手に思っている方が増えていることもあるとは思いますが、一方で地 域のお祭りやイベントに顔を出す方も多くなってきているのも実感として感じております。
 他人に何かをお願いすることに抵抗を感じてしまう方も多いと思いま すが、上尾市でも尾山台団地自治会が平成21年11月から事業に取り組んでおります。埼玉県でもコバトンが車いすを押すイメージキャラクターで安心おたす け隊とネーミングをし、事業拡大中であります。県内市町村では、社会福祉協議会が事業主体となって、自治会ぐるみの活動に発展をしているところもありま す。
 私は、尾山台団地のような取り組みを全市的に普及していただきたいと考えておりますが、ご見解をお願いいたします。

  大きな項目の第2点目の質問は、財政問題についてであります。来年度の予算について、震災の影響で日本経済が打撃を受けているにもかかわらず、円高が 進んでいます。消去法で円が買われている側面もあるかもしれませんが、あまりにも実態に合わない市場の動きに困惑をしております。
 今年度の一般会計の当初 予算を見ても、昨年度よりも27億円余り増加しております。さらにさかのぼってみると、5年前と比べ80億円以上の増加となっております。特に近年では、 市税などの自主財源が伸び悩む中で、一般的に見て理解しがたい現象だと思います。どのような理由で当初予算の規模が増加傾向にあるのか。上尾市の適正予算 規模をどのようにとらえているのか。
 また、震災後、交付額予想に変化があるのか。地域経済も低迷する中で財源をどのように確保するのか、ご答弁をお願いい たします。

  以上で1回目の質問を終了いたします。再質問については留保いたします。

P.68 
◎都市整備部長(大木茂明) 深山議員さんより大きな項目の1番目、安心、安全対策についての中で、白線、交通標識がないために事故が多発している区画整理中の交通安全対策についてご質問をいただきましたので、お答えいたします。

  上平第三特定土地区画整理事業は、平成元年に施工面積38.92ヘクタールの事業認可を取得しまして、現在平成27年度の完了に向けて事業を推進して いるところでございます。平成22年度末の現在の進ちょく率は92.1%でございます。
 ご質問いただきました区画整理地内の交通安全対策がなぜできないの かについてでございますが、区画整理事業区域内の道路は道路法上の道路ではないことや、整備途中での暫定開通の路線も多く、一般道路に比べて警察署による 交通規制が遅れてしまうことも多く、適切な交通安全策ができていないことが主な理由でございます。

  上平第三土地区画整理事業は、事業の終盤を迎え、道路形態もおおむね完成していることから、地区内交通量が増加し、優先道路が分かりづらい交差点など が多くあり、数件の事故が報告されております。
 そのため、区画整理組合においては、一時停止や交差点ありの立て看板の設置や、ドット線による路面標示など を行い、交通安全対策に努めているところでございます。今後の対応といたしましては、視覚的に効果のある路面標示、分かりやすいサインの設置や区画整理組 合で発行する区画整理だよりにより注意を喚起するなどを行い、組合事務所や上尾警察署と事故の情報などを共有し、道路法に基づく交通規制が早期にできます よう、引き続き要望活動を実施してまいりたいと考えております。
 ご理解賜りますようお願いを申し上げまして、以上答弁とさせていただきます。


P.68 
◎健康福祉部長(大竹敏裕) 深山議員さんより安心、安全対策についての中で2点ご質問をいただきましたので、お答えいたします。

  1点目の迷い人の現状と対策についてでございますが、平成22年度に防災行政無線でお知らせした迷い人は18人いらっしゃいまして、そのうち17人が 65歳以上の高齢者でございました。本年度も8月末時点で10人放送しておりまして、内訳といたしましては小学生が2人、高齢者が8人となっております。
  こうした高齢者の迷い人を早期発見する対策といたしましては、徘回高齢者等探索サービスがございます。
 このサービスは、徘回する高齢者を介護する家族に居 所を探索するための端末機を貸与するもので、平成22年度の利用者は13人で、探索依頼件数は延べ153回でございます。
 また、現在構築作業を進めており ます要援護高齢者等支援ネットワークの中で、迷い人の対応につきましても検討してまいりたいと考えております。

  続きまして、2点目の地域支え合いの仕組みづくりについてお答え申し上げます。無縁社会、疎遠社会と言われる昨今でございますが、区長さん、民生委員 さん、町内会、自治会、支部社協をはじめ多くの団体の日々の地域活動を通じて、地域コミュニティの形成と活性化にご努力いただいているところでございま す。
 尾山台団地では、高齢化率が30%を超えていることもありまして、自治会が主体となって住民同士が助け合う共助の取り組みをしております。
 買い物や通 院のための乗り合いワゴン車たすけあい号の運行では、運転者や付添人としての住民の協力がありますし、ふれあい食堂事業では調理する人が住民であるという 事業でございます。
 上平地区では、やすらぎネットワーク事業がございます。住民の支え合いによる見守り活動でございます。
 大石地区でも同様に見守り活動と して、こもれびネットワーク事業が行われております。支部社協活動においては、町内会を単位とした、いかにぬくもりのある地域づくりが実現できるかという ことを模索していると伺っております。

  そこで、議員さんご提案のように、このような活動を全市的に普及できないかということでございますが、平成28年を目標年度とする地域福祉計画の中の 施策で地域の支援ネットワークの構築という施策が掲げられていて、ただいま申し上げたような事例をさらに広げていくことが求められております。
 市としまし ては、機会あるごとに事例紹介、新たな取り組みができるように、社会福祉協議会など関係団体と連携し、ともに進めてまいります。

  以上、答弁とさせていただきます。

P.69 
◎企画財政部長(遠藤次朗) 深山議員さんから大きな質問項目の2つ目、財政問題につきまして何点かご質問をいただきましたので、順次お答えを申し上げます。
  最初に、当初予算が増加傾向にある理由についてでございますが、さまざまな要因がある中で近年では経常的には生活保護費などの社会保障関係経費の自然 増、政策的には国策としての子ども手当支給事業の実施など、民生費の増加が当初予算の増加傾向の大きな理由の一つになっております。

  次に、適正な予算規模についてでございますが、近年の予算編成では、先ほど申し上げましたように、社会保障関係費が引き続き増加していることなどか ら、財政調整基金等の主要3基金の取り崩しを余儀なくされているところでございます。
 平成22年度当初予算では17億3,000万円、今年度当初予算にお きましても22億4,000万円を主要3基金から取り崩して予算を編成しているのが現状でございます。
 そもそも主要3基金とは、年度間における財源の調整 や経済事情の変動等により財源が不足する場合において、市債の償還の財源に充てるなど財政の健全な運営のためにそれぞれの目的から設置されているものでご ざいます。
 このようなことから、適正な予算規模につきましては、定量的な判断が難しいところはございますが、理想的に申し上げれば、基金の取り崩しに頼ら ない安定した持続可能な財政運営ができるような予算規模が望ましいものと考えております。

  次に、震災後の交付金への影響についてでございますが、今年度は国における震災対応の財源確保の影響により、社会資本整備総合交付金等の国庫補助金の 減額が見込まれます。
 また、24年度につきましても法人市民税の市税の落ち込みが見込まれますほか、被災地の企業等の影響により国税である法人税が大きく 落ち込むことが予想され、それを原資とする地方交付税は大幅に減額となることが想定されているところでございます。いずれにいたしましても、引き続き国の 動向等の情報収集に努めてまいりたいと考えております。


  次に、地域経済の低迷の中での財源の確保についてでございます。
 まず、新たな自主財源の確保という観点から、昨年10月から自動販売機設置に係る入札 を実施し、さらにその範囲の拡大を進めておりますほか、ことしの7月からはコンビニ収納事業の拡充などを実施し、税収確保の向上を図っているところでござ います。
 また、本年度は地域に元気になっていただくために、総額1億2,000万円の中小企業支援事業や総額1億3,000万円の緊急雇用創出事業を実施 し、さらには今議会で提出をさせていただいております補正予算案の中で、発行総額3億3,000万円の支援金付きアッピー商品券発行事業を計上していると ころでございます。
 このように施策を実施することによりまして、地域経済の活性化を図り、さらにはそれに伴う歳入の確保を図ってまいりたいと考えておりま す。

  以上、答弁とさせていただきます。

P.70 
◆17番(深山孝議員) 17番、深山孝でございます。要望、再質問をさせていただきます。

  答弁ありがとうございました。要望いたします。
 区画整理中の交通安全対策について、区画整理事業区内には道路法上の道路ではないことや、暫定開通の路 線も多く、警察署による交通規制が遅れているとのことですが、現実問題として交通事故が多発しているわけでありますので、市としても警察署とも協議を重 ね、早急に善後策を講じていただきたいというふうに思っております。

  防災行政無線での迷い人のお知らせにつきましては、徘回高齢者等探索サービスがあるとのご答弁でありましたが、サービスを利用される方が少ないように 感じました。
 このサービスは、GPSを利用し、居場所探索に役立ちますので、その周知を積極的に展開くださいますよう要望いたします。また、防災行政無線 で迷い人発見の事後報告がないことを多くの皆様からお聞きしております。迷い人の発生に心を痛め、本気で心配されている上尾市民に向こう三軒両隣の精神は 健在だと感じております。
 結果は、ホームページに掲載されておりますが、翌日の昼間の放送でもよいと思いますので、防災行政無線でも実施していただきたく 要望いたします。

  財政問題について、答弁がやや一般的でありましたが、震災の交付金への影響はだれもが予測できることであります。今までの予算措置は、繰越金や基金を 取り崩し、財源に充当していましたが、震災後大幅な交付金や市税の伸びは期待できないところでもあります。こんなときこそ市民サービスを維持するため、市 全体で知恵を出し、アイデアを出すことで、同じサービスでも少ない予算で実現可能になる事業もあると思いますので、各事業の再評価をされますよう要望いた します。

  再質問いたします。
地域支え合いの仕組みづくりについてであります。
 1点目、上尾市の地域福祉への考え方や方針に沿ってコーディネートされていかない と、各地域、各団体でばらばらな概念で動かれてしまうと思います。地域任せで自然発生的に支え合いを期待しても進みづらいと思います。上尾市で考えている 支え合いモデルをお答えください。

 2点目、答弁にもありましたが、さまざまな組織での活動が実を結びつつあることは、共助の意味からすれば歓迎すべきことだと思いますが、お世話をされ る方の顔ぶれは、区長さんや民生委員さん、愛育班の方々などに依存しているところが多いと思います。そのご負担も大きいものがあります。
 組織の統廃合や整 理はできないものでしょうか。今市内には、どのくらいの組織が活動されているのかを含めお答えください。

  以上で2回目を質問を終わります。再々質問は留保いたします。

P.71 
◎健康福祉部長(大竹敏裕) 深山議員さんから再質問をいただきましたので、お答え申し上げます。
  まず、上尾市が考える支え合いモデルについてです。
 先ほどの答弁の中で、市としましては社会福祉協議会などと連携しながら先進的な地域の事例を紹介 し、広げていくとお答え申し上げました。
 したがいまして、モデルという形ではなく、例えば各地区に広がりつつある交流サロンや公的福祉サービスの制度から こぼれ落ちてしまう軽微な日常生活上のサービスができる助け合いシステムなどのメニューを紹介して、地域のニーズと結びつけられるようにして、地域福祉の 広がりを支援してまいりたいと考えております。

  続いて、負担を軽減するために地域活動の整理統合ができないかというご質問でございますが、地域の中には自治会、町内会をはじめ支部社会福祉協議会、 コミュニティ推進協議会、さらには子ども会、いきいきクラブ、体育協会支部などさまざまな地縁的地域密着型の活動がございます。
  れらの活動とは別に、活 動エリアはあまり限定しないNPO法人などによるテーマ型の活動がございまして、福祉分野、環境分野などの分野がございます。それぞれ特色があり、目的を 別にした重要な活動でございまして、何よりも自主性を尊重すべきとあると認識しております。
 地域の中では、これらの組織が複合的に活動することにより、相 乗効果が期待されますので、整理統合ではなく、より緊密に連携できるようにしていくべきであると考えております。しかしながら、地域活動の負担軽減の意味 から、議員さんご指摘のとおり、課題もまだまだあるようでございます。
 地域福祉活動の相談窓口として、社会福祉協議会や市で対応させていただきたいと考え ております。

  また、先ほどご要望のございました迷い人の発見の放送につきましては、今後実施してまいりたいというふうに考えております。
  以上、答弁とさせていただきます。

P.71 
◆17番(深山孝議員) 17番、深山孝でございます。要望いたします。
  ご答弁ありがとうございました。地域支え合いの仕組みづくりについて、ただいまの答弁で地縁的地域密着型の活動、エリアをあまり特定しないNPO活動 の自主性を尊重し、密接連携していくことがあるべき姿だと言われました。
 共助という響きは聞こえがよろしいのですが、有償にしろ、無償にしろ、互いに協力 し合う関係を構築するためには、公助、公の助けが絶対に必要です。
 どこまでが行政からの公助なのか、どこまでが地域の共助なのか、どこまでが自分が行う自 助なのか、ある程度明確にする時期に来ていると思っています。
 期待しているが、何もしてくれない。今被災地でご苦労されているのは、まさにこのことだと思 います。
 市民が安心感を得るためには、行政との信頼関係が必要です。べき論や推論では物事は解決しません。
 地域のことは地域で守る。スローガンは立派です が、限界もあります。
 地縁組織では、役員さんをされている方が組織を兼務している場合も多く、多忙をきわめ、改選期には次の役員さんが決まらず困っている との話もよく耳にいたしますので、市を挙げて地縁組織の見直しを切望し、私の一般質問を終わります。
 ありがとうございました。

上尾市議会議員 深山たかし

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