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上尾市議会議員 深山たかしは上尾に活力地域力をモットーに議員活動をしています。

TEL. 048-776-0575

〒362-0001 埼玉県上尾市上1774-7

一般質問会議録集

 平成23年 12月 定例会 − 12月15日−一般質問−02号

P.49 
◆17番(深山孝議員) こんにちは。17番、深山孝でございます。通告に従いまして、市政に対する一般質問を始めさせていただきます。
  市民の皆様からさまざまなご意見をちょうだいした中から、今回は質問いたします。

  大きな項目の第1点目の質問は、安心、安全対策についてであります。
1番目、空き家管理対策について、平成16年6月に私が議員として初めての一般質問の中で、廃屋化した住宅の防災対策について取り上げました。
 当時から空き家の管理状態について、地域の皆様からご指摘を受けたことを改めて感じた次第であります。
 空き家が発生する原因は、高齢化、核家族化が拍車をかけているようでもあります。親御さんが介護施設に入居し、子どもさんが遠方に居住している場合では、管理に目も届きにくくなってしまいます。所有者と連絡がとれる場合はまだよいのですが、近隣の住民が直接対処しづらいケースも多くなっています。このように現在では管理されていない空き家が社会問題化しております。
 箇条書きに問題点を整理すると、
1、建物の老朽化が激しく、倒壊のおそれがある。
2、廃棄物の不法投棄、病害虫または悪臭のおそれがある。
3つ目、野犬または野良猫のすみかになる。
4つ目、自然現象による構築物の飛散の原因になる。
5つ目、火災予防上危険な場所になる。
6つ目、交通の障害になる。
7つ目、青少年の非行行為の温床となる可能性があるなどが挙げられ、その対策も急がれております。

 上尾市では、空き家がどれくらいあるのでしょうか。市では現在どのような対策をとられているのでしょうか。
 多くの自治体で空き家管理条例を制定しておりますが、上尾市においても制定を急ぐ必要性を強く感じております。近隣他市の条例を参考にする場合、上尾市として何が最も重要と考え、今後のお考えをお答えください。

  最後に、根本原因である空き家をつくらない方策を講じる必要もあります。名称はさまざまではありますが、過疎の自治体で取り組みの進む空き家仲人サービスも有効と考えます。市のお考えをお聞かせください。
  大きな項目の第2点目の質問は、基盤整備についてであります。
1つ目、本下水道の整備計画について、地域の皆さんから本下水道の整備を一日も早く実現してほしいとの要望を多く聞きます。私は、昨年の12月にも一般質問で上平第二地区まちづくり協議会について、地域基盤整備をする場合、スケジュールと手続についてお尋ねいたしました。町谷の東部地区の皆さんや箕の木地区の皆さんも下水道整備への根強い要望をお話しいただいております。
 特に下水道が近所まで整備されている地区にお住まいの皆さんからは、いつになったら下水道の整備がされるのかとのお話もよく聞くところでございます。
 下水道整備には多額の費用が発生します。計画が進むにつれ受益者負担のお話も具体的に明らかになります。総論が賛成でも各論に入りますと、地域の皆様すべてのご理解を得ることが難しいのも現実です。
 今後の整備方針と併せ、受益者負担の詳細についてお答えください。

  2点目です。道路後退用地の手続についてお尋ねいたします。地域の方にお聞きしますと、道路後退用に寄附される場合、測量、登記を自分で行うときに手続が煩雑で一時的な費用の負担も多額になることでした。一般の人の場合、経験されることが少なく、何をどのようにするのか、その行為が将来どのようになるのか、不安を抱えながら手続を進めるケースもあるようです。
 簡便にできる部分とできない部分とあるとは存じますが、もう少し手続を簡素化できないものでしょうか、お答えください。


  大きな項目の第3点目の質問は、行政改革についてであります。1点目、市役所本庁舎地下の昇降式の駐車場についてお尋ねいたします。随分前のテレビ番組で、マンションに設置されている昇降式駐車場設備の老朽化に伴い、保守管理業者も限られる中で、多額の経費がかかり運用が難しくなっているとのニュースを見ました。上尾市でも同様の問題があると考えます。現在の利用状況と年間の保守費用、将来のメンテナンスについて、また将来的にどのようにされているかも含めお答えください。

  2点目、ファイリングシステムについてであります。事務事業の効率化を目的に書類整理の概念の一つであるファイリングシステムが始められてから久しいわけでありますが、上尾市ではそのノウハウは十分蓄積されていると思いますので、年間の費用もかさむことから、業者指導は不要ではないかと私は考えております。削減できる費用の一つではないかとも思っておりますので、現在の経費と今後のお考えをお答えください。
  以上で1回目の質問を終わります。再質問については留保させていただきます。

P.50 
◎市民部長(関根照之) 深山議員さんより大きな項目の1番目、安心、安全対策についての中で、空き家の管理対策についてのご質問をいただきましたので、お答え申し上げます。
  初めに、上尾市の空き家の状況でございますが、その確認方法が難しいため、実態としての軒数は把握できておりませんが、平成22年度の「統計あげお」の資料によりますと、賃貸用の住宅や建設中の住宅等を除く1,960戸が常時居住する者のない未入居の状態であると考えられます。これは住宅総数9万3,300戸の約2%となりますが、これらがすべて放置状態となっているわけではなく、大多数は所有者によって適正に維持管理されているものと思われます。

  市に寄せられた空き家に関する相談実績といたしましては、平成21年度10件、22年度10件、今年度は11月末の段階で9件となっております。
 ただし、雑草や樹木に関する相談として対処した事案のうち、内容を精査し、空き家の敷地が原因となっているものを加えますと、平成21年度26件、22年度38件、今年度は11月末の段階で44件と徐々に増加する傾向にあります。
 市ではこれらの相談があった場合の対応といたしまして、所有者や管理者に敷地内の雑草や空き家の管理不良による火災及び防犯面での危険性などを説明し、改善を指導しております。
 これらの対応によりまして、多くのケースは解決しているものと考えておりますが、中には経済的な理由などさまざまな理由により、長年にわたる指導によりましても対応していただけないケースもございます。これらにつきましては、所有者などに対し粘り強く指導を行っているところでございます。

  続いて、他市の状況でございますが、空き家の適正管理などに関する条例は、多くの自治体で制定しておりますが、罰則規定を盛り込んだ条例を制定している自治体は、埼玉県内では所沢市やふじみ野市、近隣の県では千葉県柏市などまだ少数でございます。
 上尾市では、上尾市安全安心なまちづくり条例及び上尾市火災予防条例並びに上尾市あき地の環境保全に関する条例などに建物や土地の管理に関する規定があり、いずれも所有者の適正な管理の責任について規定しているものでございます。
 しかし、今後、核家族化や高齢化に伴う所有者の施設への入所などにより空き家の増加が見込まれるほか、先ほどの空き家及び空き家の敷地の管理に関する相談実績の増加などを考慮し、市といたしましても空き家などの適正管理について、さらなる啓発に取り組むとともに、他市と同様な条例の制定に向けて検討しております。

  なお、ご質問にございました空き家仲人サービスにつきましては、人口減少に悩む農漁村や山間地において、人口増加、定住促進の過疎対策事業として行政が空き家情報などを収集、発信するなど、地域活性化の方策として実施している例があることは認識しておりますので、このような空き家をつくらない方策も含め、社会情勢や他市の動向等を踏まえつつ、条例の制定に向けて重ねて検討してまいります。
  以上、答弁とさせていただきます。

P.51 
◎建設部長(大塚信幸) 深山議員さんより大きな質問項目の2番目、基盤整備について2点ほどご質問をいただきましたので、お答えいたします。
  最初に、1点目の公共下水道の整備計画についてでございますが、大きく分けて2点ほどご質問をいただきましたので、順次お答えいたします。

  上尾市の公共下水道事業は、健康で文化的な都市生活の営みを目的として、昭和46年より事業に着手し、生活環境の改善や河川などの公共水域の汚濁防止に向けた都市基盤整備の施設として積極的に整備促進を図ってきたところでございます。
 平成22年度末の整備完了面積といたしましては、上尾市全体面積の42.5%に当たります1,937ヘクタールが整備され、整備人口といたしましては17万400人を超える市民の方々が利用できるようになり、普及率を整備人口で申し上げますと、約75%となったところでございます。

 ご質問の1点目、上平地区の整備事業と計画についてでございますが、上平地区を排水区で分けますと、5地区に分割されておりまして、この中で上平第一、上平第三及び町谷第一地区の3地区につきましては今年度末に完了し、上平地区の市街化区域の約62.1%に当たる125.9ヘクタールが整備完了となる予定でございます。
 また、町谷第二地区26.8ヘクタール及び上平第二地区50ヘクタールについてでございますが、当地区におきましては、これまで土地区画整理事業予定区域であり、その動向を見守ってきた経過があることについてはご承知のとおりでございます。
 そのような中、昨年12月に上平第二地区まちづくり協議会より公共下水道整備促進の要望書が提出されたこともあり、市といたしましては埼玉県及び関係機関と協議を進めながら、下水道事業認可区域の拡大に向けて取り組んでいるところでございます。
 今後は、早い時期に事業認可を取得し、下水道工事に着手してまいりたいと考えているところでございます。

  次に、2点目の箕の木住宅地区約3.5ヘクタール及び青葉台団地地区約2.6ヘクタールの下水道整備と受益者負担についてでございますが、現在市街化区域を重点的に整備促進を図っているところでもありますが、当地区につきましては、市街化区域に隣接し、多くの住宅が形成されているため、下水道整備をするための費用対効果も見込まれますことから、市街化区域の整備状況を踏まえ、今後事業化に向け関係機関との調整を図ってまいりたいと考えているところでございます。

  また、受益者負担についてでございますが、公共下水道は受益者負担を原則としておりますことから、住民の方にもこの原則に沿ったご負担をしていただくものがございます。1つ目といたしましては、下水道の整備に係る費用の5分の1を土地所有者の土地面積に応じて負担していただく受益者負担金でございます。
 その負担金の単価につきましては、事業認可を取得の際決定いたしますが、近隣の地区の単価を参考に申し上げますと、上平第一地区では1平方メートル当たり455円の負担金となっております。

  2つ目に、これまで使用していた浄化槽から公共下水道への宅内排水設備の切り替えに伴う工事費でございます。これは市で施工いたします汚水取り付け管に接続するための工事費で、個々の住宅内の状況によっても異なりますが、合併浄化槽を使用している方で申し上げますと、10万円から20万円程度の工事費が必要になります。

  3つ目に、下水を流すことによる汚水の処理費といたしまして、公共下水道の使用者に使用料が賦課されます。料金につきましては、月額10立方メートル当たり760円の基本使用料と10立方メートルを超えた従量使用料等から成り、おおむね水道料金の6割程度となっております。

  次に、ご質問の2点目、道路後退に伴う諸手続についてお答えいたします。道路の後退につきましては、深山議員さんもご承知のとおり、道路の幅員が4メートル未満で建築基準法第42条第2項の指定を受けた道路について、道路の中心線から2メートルまで建築物をつくることができず、この位置を道路の境界線とみなすとされている個所を示すものでございます。
 そこで、市では、市民の皆様に身近な生活道路を改善するために必要なこの道路の後退用地を寄附していただくことを定めた上尾市道路後退用地整備要綱を設けております。ご質問では、この後退用地の寄附の手続ということでございますが、土地所有者の皆様の建築確認時などに合わせて申請をいただく場合が多くなりますが、土地の所有権を移転する手続でありますことから、これに必要な書類を添え、申請書に添付していただいております。
 提出後、市におきまして申請に基づき現地調査を行い、境界等を確認した上で、嘱託登記により所有権の移転登記を行うことになっております。
 また、寄附に当たり、申請者の負担とならないよう、抵当権等の解除など代行できる手続は市が行っております。
 すべての処理が行われ、所有権移転が完了し、上尾市の名義となった後に、後退用地の整備となり、基本的には所有権移転登記の日から1年以内に舗装等の整備を行っております。今後も迅速な事務処理を心がけてまいりたいと考えております。

  過去3年間の寄附件数につきましては、平成20年度に87件、平成21年度に111件、平成22年度に67件を申請していただいております。今後も土地所有者の皆様のご協力をいただけますよう、引き続き「広報あげお」やホームページ等にて周知に努めてまいりたいと考えております。
  後退用地の整備は、土地所有者からの寄附により実施できるものでありますことから、今後も生活道路が快適で安心して通行できるよう、市民の皆様のご協力をいただき、この事業を推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁とさせていただきます。

P.53 
◎総務部長(庄田幹夫) 深山議員さんより大きな項目の3点目、行政改革についての中で何点かご質問をいただきましたので、順次お答えを申し上げます。

  まず、本庁舎地下の昇降式駐車場についての1点目、昇降式駐車場の利用状況についてでございますが、昇降式駐車場の駐車可能台数は76台で、そのうちの22台は公用車の駐車場として利用しておりまして、一般車の利用可能台数は54台でございます。 また、1日の利用台数は平均で約124台となっており、1カ所当たりの利用台数は1日約2.3台でございます。なお、雨天時は1日の利用台数が200台を超え、大変混雑することもございます。

  次に、2点目の年間の保守費用についてでございますが、今年度の保守管理料は、年額152万円でございます。これにつきましては、部品修理などを含むフルメンテナンス契約となっております。

  次に、3点目の将来のメンテナンスとどのように運用するのかについてでございますが、昇降式駐車場設備を使用していくためには、保守点検が必要でございます。
 今のところ保守契約は継続できる見込みでございますが、将来的には難しくなることも予想されるところでございます。
 機器の撤去や動作を停止し、保守管理費を削減することも考えられますが、駐車可能台数が減少することになりますので、庁舎東側の駐車場等他の駐車場の利用状況も考慮いたしまして、保守費用の低減が図られるよう検討してまいりたいと考えております。

  次に、ファイリングシステムについての1点目、ファイリングシステムの業者指導に係る経費でございますが、今年度はおよそ50万円を見込んでおります。

  次に、2点目の今後についてでございますが、ファイリングシステムにつきましては、情報公開制度の実施に合わせ職員一人一人が素早く必要な文書の所在を探し出せるようにするため、平成9年度からコンサルタントによる点検指導を実施してまいったところでございます。
 市の文書管理は、電子文書化の方向に進もうとしておりますが、文書管理を電子化する場合におきましても、職員がファイリングシステムの仕組みをよく理解していることは、合理的なデータ管理のためにも必要不可欠であり、今後も引き続きコンサルタントによる厳密かつ客観的な点検指導を実施していく必要があると考えているところでございます。
 しかしながら、経費につきましては、さらに削減の工夫をしてまいりたいと存じますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げ、以上答弁とさせていただきます。


P.53 
◆17番(深山孝議員) 17番、深山孝でございます。要望させていただきます。
  空き家管理対策について、空き家の問題は年を追うごとに多くなっています。
近隣にお住まいの方にとって毎日直面している問題でもあります。上尾市には、関係条例が幾つかあるようです。整理統合し、市民が気持ちよく生活できる環境整備にご尽力くださいますよう要望いたします。

  基盤整備について、基盤整備は一気にはできません。地域ニーズを把握し、丁寧な説明に加え、順序立てて整備にご尽力いただきたく要望申し上げます。

  行政改革について、施策を実行するためには財源確保が重要です。古くからのことわざにも「ちりも積もれば山となる」とありますので、今まで当たり前のように支出していた項目も最初から見直し、工夫することで効率のよい行政運営も可能です。
どうか絶え間のない行政改革をお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。

  ありがとうございました

上尾市議会議員 深山たかし

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