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上尾市議会議員 深山たかしは上尾に活力地域力をモットーに議員活動をしています。

TEL. 048-776-0575

〒362-0001 埼玉県上尾市上1774-7

一般質問会議録集

 平成24年  12月 定例会 − 12月11日−一般質問−

〇14番(深山 孝議員) ことしもあと20日を残すところとなりました。この時期になりますと、毎年新語、流行語大賞が発表されます。この賞 は、1年の間に発生したさまざまな言葉の中で、軽妙に世相を貫いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目、口、耳をにぎわわせた新語、流行語を選ぶとと もに、その言葉に深くかかわった人物、団体を毎年顕彰するものだそうです。ことしは、年間大賞に「ワイルドだろぉ」、トップテン、ちょっと発音があれなの ですけれども、「iPS細胞」、「維新」、「LCC」、「終活」、「第3極」、「近いうちに・・・」、「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」、「東京ソラ マチ」、「爆弾低気圧」、中には意味不明の言葉もありますが、なるほどとうなずく言葉がたくさんありました。今回は、言葉と流行語のトップテンにありまし た「終活」に関連した質問をいたします。
  1点目の質問は、樹木葬についてであります。地域の皆様にお伺いすると、上尾市は住みやすいので、ついの住みかとして越してきたと言われる方が多いこ とに気がつきます。議員としてうれしい言葉の一つですが、改めて考えるに、ついの住みかとは、最後まで上尾市で迎えたいということだと思っています。東京 都では、平成20年2月の東京都公園審議会答申、都立霊園における新たな墓所の供給と管理についてを受け、既存の都立霊園を活用しながら、墓地に対する都 民ニーズに多様化に応えるため、新たな形式である樹林墓地の整備を行ってきました。樹林墓地は、死後は安らかに自然に返りたいという多くの都民の皆様の思 いに応えられるよう、樹林の下に共同埋蔵施設を設け、直接土に触れる形で遺骨を埋蔵するそうです。
  そこで、お伺いいたします。1、周辺自治体の墓地の現状、2、公設墓地の設置についてお答えください。
  2点目の質問は、介護マークの普及についてであります。厚生労働省老健局高齢支援課は、12月13日付事務連絡で、介護マークの普及についてを通達し ました。認知症介護は、他人から見ると介護していることが分かりにくいため、誤解や偏見を持たれて困るとの声が、介護している家族の方から多く寄せられま した。静岡県では、昨年、介護する方が介護中であるということを周囲に理解していただくために、全国で初めて介護マークを作成しました。これを受けて、全 国展開が目的で、茨城県でも9月26日の新聞で導入を決めたことが分かりました。お配りした資料の余白の部分、これが介護マークでありまして、こちらの方 に余白に自治体名とキャッチフレーズが入ります。上尾市で、この取り組みをすることはできますか、ご見解をお願いいたします。
  3点目の質問は、財政問題についてであります。1点目、9月の伊藤美佐子議員の答弁の中で、上尾市が保有する総資産が時価で6,823億円、このうち 公共施設やインフラの更新費用として、年間約67億円の費用が必要との答えがありました。維持管理システムの確立が急務なのは言うまでもありません。私が 最も懸念していることが、この更新費用の財源をどのように確保するかということであります。主要3基金の残高を見て、非常に危惧しているところでもあり、 施設の再配置などのアセットマネジメントを視野に入れたとしても、資産の更新費用を賄う財源としては大きな不安があります。このような現状を踏まえ、基金 確保のあり方をお考えいただきたいと、切に願っているところでもありますことから、主要3基金の現在積み立て額と今後の方向性をお示しください。
  2点目、9月27日、読売新聞に、さいたま市の残業1,000時間超の職員の人数が79人もおり、中でも40代課長補佐職の残業が1,873時間に対 し、残業代が約780万円と、自身の年間給与とほぼ同額であったことが報道されました。上尾市行政職の時間外勤務手当の現状及び金額の経年変化、労務の平 準化に関しお答えください。
  4点目の質問は、教育問題についてであります。昨今の報道を見ると、学校教育と併せて家庭教育の重要性が痛切に感じられます。私は、平成21年3月に国語力と道徳教育について一般質問を行いました。今回は心の教育について何点かお伺いいたします。
  1つ目、パネルディベートの導入について。パネルディベートとは、ディベートの基盤上にパネルディスカッションの長所を取り入れたものであり、兵庫県 立教育研修センターが独自に実施している討議法だということです。厳木小学校広川分校の高木先生は、パネルディベートを活用した指導方法の工夫改善を行う ことによって、児童が的確に話すことや、相手の意図をつかみながら聞くこと、さらに相手の意見に対して賛同したり反対したりすることができるようになり、 対話能力が向上していくものとし、研究成果をまとめました。パネルディベートの導入についてご見解をお願いいたします。
  2点目、心の基盤づくりについて。成長過程にある児童・生徒の心の基盤づくりが重要と考えます。以下の3点の導入についてお尋ねいたします。鳴門教育 大学の予防教育について、いじめや暴力、うつ病、肥満といった子どもたちを取り巻く問題は、全て心の問題から発生しているというのが予防教育の考え方で す。同大の予防教育は、自立性と対人関係性の育成を大目標とする包括的なプログラムで、いじめや生活習慣改善など特定の問題に絞ったオプショナル教育も用 意しているとのことです。
  2つ目、全国小・中学校作文コンクール埼玉審査の特選に「エビフライ事件が教えてくれたこと」と題し、春日部市の唐木映里花さんの作文がありました。 お配りした資料の裏面であります。この資料は、論語塾に通う兄弟がエビフライ事件を契機に成長する物語です。兄弟は、塾で教えられた論語の忠恕の意味を自 分たちでそしゃく、自身の態度を反省し、祖父に謝罪する。論語は、心の形成に有効だと考えます。2つ目は、論語学習について。
  3つ目、震災体験の講演会の実施について。被災地で家や家族、知人を失いながらも、たくましく育つ子どもたちの姿に心を打たれました。この教訓を風化させないためにも、被災地体験談をぜひ実施していただきたいと考えております。
  以上のような学習活動の導入をお願いしたいと考えておりますが、ご所見をお願いいたします。
  以上で1回目の質問を終わります。再質問は留保いたします。
〇議長(岡田武雄議員) 14番、深山孝議員の一般質問に対する当局の答弁を求めます。
  和田環境経済部長。
〔環境経済部長 和田正憲登壇〕
〇環境経済部長(和田正憲) 深山議員さんより、大きな質問項目、行財政課題についての中の1番目、樹木葬、公設霊園の設置についてご質問いただきましたので、お答え申し上げます。
  初めに、樹木葬についてでございますが、樹木葬は岩手県一関市のお寺から始まったと言われておりまして、里山の林の中にヤマツツジなどの低木を墓標と して植栽し、その根本に遺骨を直接埋蔵する埋葬形式でございます。核家族化、少子化、高齢化が進む中、代々の墓を継承できないあるいは墓を継承する子孫が いても、迷惑をかけたくないという考えから、継承を必要としない墓として、また従来の墓と比べ価格が安い樹木葬に関心が高まっていると思われます。
  樹木葬の特徴といたしましては、墓地の集約性とともに、都市における良好な緑の形成に役立つなど、環境保全に寄与するという側面がございます。県内の 公設霊園の設置状況と樹木葬につきまして、聞き取り調査をいたしましたところ、さいたま市6カ所、秩父市、蕨市、川口市、志木市、新座市、小鹿野町にそれ ぞれ1カ所の公設霊園がございました。樹木葬に関する取り組みについては、各市ともに検討段階にまで至らない状況であり、霊園の運営についても、今後の墓 地の需要予測、人々の暮らし方の変化に伴う墓地のニーズ予測が大変困難で、対応に苦慮しているとのことでございます。また、現在上尾市内における墓地事情 を見ますと、必ずしも逼迫しているとは言えない状況と認識しているところでございます。これらの状況を踏まえまして、今後上尾市での公設霊園設置につきま しては、近隣を含む需要の広域性も対象としつつ、市民ニーズ、今後の需要見込み、土地、財政、運営コストなど、総合的な見地から調査研究してまいりたいと 考えております。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(岡田武雄議員) 中村健康福祉部長。
〔健康福祉部長 中村紀子登壇〕
〇健康福祉部長(中村紀子) 深山議員さんより、行政課題についての2点目、介護マークの普及についてご質問いただきましたので、お答えいたします。
  介護マークにつきましては、介護する方が周囲から偏見や誤解を受けることのないよう、静岡県で公安され、平成23年4月から静岡県内で普及が図られて きたものです。厚生労働省もこの取り組みを推進するよう、全国に周知を行っています。本市でも、介護者がトイレや下着売り場などで誤解されるなど、心理的 負担の軽減を目指して介護マークを導入し普及を図っていきたいと、現在検討しているところです。介護マークは、介護者の周りにいる方々の理解を得ることが 重要なことから、広報紙やホームページ及びポスターなどで、周知をきめ細かく実施をしていく必要があります。また、平成23年度から障害福祉課で普及に努 めております、障害のある方を家族が外出先で介助していることを示す介助マークも、使用目的がほぼ同じであるため、介護マークに統一し周知していきたいと 考えております。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(岡田武雄議員) 小川企画財政部長。
〔企画財政部長 小川厚則登壇〕
〇企画財政部長(小川厚則) 深山議員さんから、行財政課題についての中で、主要3基金積み立て額と今後の方向性についてご質問いただきましたので、お答えいたします。
  今後、人口構成の変化、特に生産年齢人口の減少に伴う歳入の大幅な減少や社会保障関係経費の増大などが予測される中で、現状の行政サービス水準を維持 しつつ、刻々と変化する市民ニーズ、社会ニーズへの対応や資産更新問題をはじめとした諸課題に対応していく必要がございます。このようなことから、毎年の 短期的な財源の確保だけでなく、深山議員さんご指摘のとおり、今後の必要経費を見据えた基金残高を確保するなど、今まで以上に中長期的な財政運営の視点が 必要であると認識しております。
  ご質問にもありました主要3基金の残高につきましては、国県支出金の積極的な活用などによる歳入の確保のほか、事業の重点化と各種経費の見直しによる 歳出の抑制を行うことにより、平成23年度末の残高は約45億円と10年ぶりに40億円台を確保したところでございます。ただし、その後今年度予算におけ る財源不足を補うため、約14億円を取り崩していることから、現時点の見込みでは、年度末には31億3,000万円となる予定でございます。
  個別に申し上げますと、財政調整基金が24億円、公共施設整備基金が5億6,000万円、市債管理基金が1億7,000万円となっております。今後は 8月末に策定いたしました平成25年度版3か年予算編成における基本方針に沿って、年度間の財源調整を担う財政調整基金のみならず、今後の資産更新費用に 対応する財源となる公共施設整備基金のあり方を含めた基金の積み増し、取り崩し等に係る方針につきまして、来年度中に策定してまいりたいと考えておりま す。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(岡田武雄議員) 大竹総務部長。
〔総務部長 大竹敏裕登壇〕
〇総務部長(大竹敏裕) 深山議員さんからのご質問の残業手当の額と時間、労務の平準化についてお答えいたします。
  本市の時間外勤務の状況でございますが、平成23年度の行政職における年間時間数の最高は627時間で、その手当額は約132万円でございまして、全 職員を平均いたしますと1人当たり年間90.7時間、約25万3,000円となったところでございます。現在、職員の時間外勤務につきましては、事前に各 部署の年間の時間外勤務の見込み時間数を決定し、これを受け各部の次長が部内各部署の時間外勤務の時間数を管理しているところでございます。また、長時間 の勤務は健康管理上も問題があり、毎週水曜日のノー残業デーや毎月第2、第4金曜日のワークライフバランスデーの実施により、定時で退庁を職員に呼びかけ ているところでございます。こうした取り組みもあり、平成10年度には約5億円であった時間外勤務手当の決算額は、平成23年度には約2億8,000万円 にまで減少しております。
  しかし、事務手続やイベントの開催などの時期が重なる場合や法改正への対応など、部署によっては、どうしても時間外勤務が増えてしまうケースもあるこ とから、労務を平準化する必要がございます。各部署の人員については、毎年度職員配置計画を作成して決定しておりますが、時間外勤務が恒常的に多い部署に つきましては、できる範囲で増員をするよう配慮しております。また、各部署の担当グループを超えた職員の協力体制の仕組みを設けるなど、一定のグループ、 一定の職員に仕事が集中しないよう工夫しているところでもございます。そのほかパートタイマーの活用など、いろいろな方法、手段を用いて労務の平準化を 図っているところでございます。
  今後懸念される点といたしましては、地域主権改革の流れの中で多くの事務が移譲されてきます。このような中で、職員数も抑制し、時間外勤務を縮減する というのは大変であると認識しているところでございます。いずれにしましても、時間外勤務手当などの給与の適正化は、市の第7次行政改革大綱の大きな柱に なっており、計画的に取り組むべきものであります。今後ともこのことを強く意識しながら、引き続き時間外勤務の縮減に取り組んでまいりたいと思いますの で、ご理解をお願いいたします。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(岡田武雄議員) 池野学校教育部長。
〔学校教育部長 池野和己登壇〕
〇学校教育部長(池野和己) 深山議員さんから大きな質問項目の4つ目、教育問題について2点ご質問いただきましたので、お答え申し上げます。
  初めに、1点目のパネルディベートの導入についてでございます。現在、市内の小・中学校では、国語科の授業を中心に児童・生徒の発達段階に応じて、バ ズセッションやパネルディスカッション、ポスターセッションの討議法による話し合い活動等を行っております。児童・生徒がパネルディベートをはじめ、さま ざまな討議法を学ぶことは、多面的に物事を捉え、互いの意見を尊重しながら自分の言葉で話す能力を身につける上で、重要であると考えております。これらパ ネルディベートを含めたさまざまな討議法を、児童・生徒の実態や指導内容に応じて行うことで言語能力を育成するとともに、情緒や感性、コミュニケーション 能力の向上を目指してまいります。
  次に、2点目の心の基盤づくりについてでございます。成長過程にある児童・生徒に豊かな心を育むことは、極めて重要であると考えております。各学校で は、教育活動全体を通じて、児童・生徒に道徳的な信条、判断力、実践意欲や態度などの道徳性を養うとともに、人としてよりよく生きようとする考えを深める ことができるよう、道徳教育の充実に取り組んでおります。また、道徳教育のかなめとなる道徳の時間では、各学校が読み物資料や、埼玉県教育委員会発行の資 料「彩の国の道徳」や「心の絆」、学校ICT機器等を活用して、道徳教育の補充、進化、統合を図り、道徳実践力の育成に努めているところでございます。
  読み物資料の中には、深山議員さんお話しの論語から引用いたしました「義を見てせざるは勇無きなり」という資料もございます。これは、不正を許さぬ公 正、公平な態度の育成をねらったものでございます。また、東日本大震災で被災した南三陸町役場から、避難を呼びかけ続け、たくさんの町民の命を助け、自ら は津波で命を落とした女性職員を題材といたしました資料「天使の声」は、生命の尊さや誇りある生き方について考えさせるものでございます。さらに、被災地 の小学校とお互いの学校生活の様子を紹介し合ったり、電子メールを送り合ったりして交流を進めている学校もございます。このような学習を通して、児童・生 徒が真心や思いやりの心を育んでおります。鳴門教育大学で取り組んでおりますいじめや暴力等を事前に予防する教育につきましては、今後研究をしてまいりた いと存じます。
  上尾市教育委員会といたしましては、各学校が家庭、地域と連携して、児童・生徒の心の教育の充実を図っていけるよう、一層支援してまいりますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(岡田武雄議員) 14番、深山孝議員。
        〔14番 深山 孝議員登壇〕
〇14番(深山 孝議員) 14番、深山孝でございます。要望、再質問を行います。
  要望します。樹木葬について。NPOでも樹木葬に取り組む団体も増えてきております。将来的なニーズも含めて、公設墓地の調査研究を切望いたします。
  2つ目、介護マークの普及について。認知症の方を介護されるご家族は、肉体的、精神的にさまざまなストレスを抱えております。その意味からも、介護マークの導入は非常に喜ばれる施策だと考えております。一日も早く導入されますよう要望いたします。
  3つ目、残業手当の額と時間、労務の平準化について。時間外手当の削減だけでなく、特定の職員に労務が集中しないような労務の平準化にも、引き続きご尽力を賜りますよう要望いたします。
  4つ目、心の教育に関し、パネルディベート導入を提案しましたが、要は児童・生徒のコミュニケーション能力を高めることが重要だと思っています。子ど もたちにさまざまな討議方法を学ばせてくださいますよう要望いたします。心の基盤づくりは、社会生活を営む上で欠くことのできないことであります。特に真 心、思いやりについては、成人してから身につくものではありません。心の教育を推進されますよう要望申し上げます。
  再質問いたします。基金確保方針について。公共施設整備基金は確保しないと、積み増しすることが難しい面があります。今後、年度当初予算で一定額を積み立てていくことは可能なのでしょうか。執行部の見解を伺います。
  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
〇議長(岡田武雄議員) 小川企画財政部長。
〔企画財政部長 小川厚則登壇〕
〇企画財政部長(小川厚則) 深山議員さんから、公共施設整備基金への積み増しについて再質問いただきましたので、お答えいたします。
  深山議員さんご指摘のとおり、現在の公共施設整備基金の残高では、今後の資産更新問題に対応することが困難でありますことから、先ほど申し上げました 基金の積み増しなどに係る方針を策定していく中で、公共施設整備基金への計画的な積み増しを毎年の予算に反映できるよう、しっかりと検討してまいりたいと 考えております。
  いずれにいたしましても、今後は財政調整基金、公共施設整備基金などの主要3基金のあり方について、その方向性をしっかりと打ち出し、市長マニフェス トに掲げられております財政規律の強化により、未来につなぐ財政基盤を確立し、中長期的な視点から戦略的かつ計画的な行財政運営を行ってまいりたいと考え ております。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(岡田武雄議員) 以上で14番、深山孝議員の一般質問を終わります。
  暫時休憩します。

上尾市議会議員 深山たかし

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