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上尾市議会議員 深山たかしは上尾に活力地域力をモットーに議員活動をしています。

TEL. 048-776-0575

〒362-0001 埼玉県上尾市上1774-7

一般質問会議録集

平成29年  3月 定例会 − 03月10日−一般質問−04号

P.132 
◆10番(深山孝議員) おはようございます。10番、深山孝でございます。通告順に従いまして、市政に対する一般質問を始めさせていただきます。
  私は、学生時代に論語、孟子、十八史略など学びました。今でも「支那文を読む為の漢字典」を愛用しています。今回一般質問に先立ち、漢文学自習のきっかけとなった小学校3年から4年の故事成語を学んだときのことを思い出しました。文科省の単元の評価基準には、故事成語のもとになった漢文に表現された内容に関心を持ち、故事成語の意味に合う出来事と結びつけて考え、交流して、物の見方や考え方を広げようとするとあります。故事成語とは、昔中国で起こった出来事から生まれた教訓のようです。一例を紹介いたします。矛盾、これは韓非子の中に書いてありますけれども、つじつまが合わないこと、物事の道理が一貫しないこと、自家撞着。五十歩百歩、これは孟子ですね。50歩逃げた者が、100歩逃げた者を臆病だとあざ笑うの意。小さな差はあるが、大した変わりはないこと。似たり寄ったり。まず隗より始めよ、これは戦国策。物事を始めるとき、自分の考えどおりの行動を部下に求めるのであれば、まず自分から率先して着手しなさいという故事成語です。そのゆえん。燕の国の昭王が、人材を自分のところに集めようとして、郭隗という人に尋ねたところ、この郭隗を大切に優遇しなさい。そうすれば、やがて普通の私でさえこれだけ大切にされるのだから、私以上のすぐれた知恵の持ち主はもっと大切にされるだろうと考える。すぐれた人物が他国からやってくるでしょうと言った。そのとおり、燕にはすぐれた人物が続々と集まってきたことから、この言葉ができました。現在では、一般に隗を自分のことと受け取り、自分がまず率先するというふうに使っている場合が多いようです。平成29年度当初予算提案説明に見る島村市長の先見性、英断に賛意を示すものです。質問に入ります。
  1点目の質問は、教育課題についてであります。学校施設のトイレ改修、和式から洋式へ。昨年11月10日のニュースで文部科学省は、10日、全国の公立小・中学校のトイレについて、ことし4月1日時点で洋式便器は43.3%にとどまるとの調査結果を公表しました。同省は、バリアフリーや老朽化対策の観点から、自治体の洋式トイレへの改善ニーズは高い一方、十分に進んでいない実態が分かったと話していました。同省によると、学校トイレに関する全国調査は今回が初めて。校舎や体育館、野外トイレなど計139万7,019個のうち洋式便器は60万5,322個だった。また、今後トイレを新設、改修する場合、和式より洋式を多く設置するとの回答をした自治体は全体の85.2%。災害時に避難する高齢者や障害者も使いやすいよう洋式化を望む自治体は多いが、同省は学校の耐震化などが優先され、改修に至っていないのではと見ています。都道府県別では、洋式化率が最も高いのは神奈川県の58.4%で、以下沖縄54.7%、山梨54.4%の順、低いのは山口の26.7%、島根30.0%、長崎30.3%の順だったとあります。トイレの洋式化が、財源不足の関係で進んでいない状況を知りました。
  現在生活様式が変わり、ほとんどの家庭においてトイレは洋式化されています。小学校で初めて和式のトイレを見た、使ったという児童も多いと思われます。また、学校トイレの一般的イメージとして、いわゆる5Kと言われる、臭い、汚い、暗い、怖い、壊れているといった負のイメージを抱く児童生徒も多く、排便を我慢してしまい、健康に悪影響を及ぼす子どももいると聞いています。学校トイレ、これは公衆トイレにも言えるかと思いますが、トイレは清潔で衛生的な環境に改善していく必要があると思われます。
  そこで、お伺いいたします。上尾市内の小・中学校の学校トイレにおいては、きのうの答弁で洋式化がかなり進んでいる状況が分かりましたが、先ほど申し上げた学校トイレの負のイメージに対しては、具体的にどのような視点で改修を進めてきたのでしょうか。また、トイレ改修後の児童生徒の感想や印象はどんなものがあったのでしょうか。その内容をお聞かせください。
  2点目、読解力について。平成28年12月7日、OECDが2015年の生徒の学習到達度調査の結果を発表しました。これによると、日本は科学的応用力は2位、数学的応用力5位と、前回調査から順位を上げましたが、読解力は4位から8位へと順位が下がったと聞いています。また、近年では活字離れが進んでおり、本や新聞を読む若者も減っていると私自身も感じているところです。読解力は、学習の基本のキであり、自分の考えを持ち、それを文章にして伝えることにも影響していると考えます。
  そこで、お聞きします。まず、子どもたちの読解力向上のために、現在上尾市ではどのような取り組みをしているのか。
  次に、新しい取り組みはどのようなものがあるのか、説明をお願いしたいと思います。
  大きな2点目の質問は、行財政課題であります。平成29年度予算と財政問題について。平成29年度の一般会計の予算規模は、前年度比5.7億円、0.9%増の627億1,000万円ということであります。歳入では、市税が昨年度から若干回復し、再び300億円を上回ると見込んでいる一方、歳出では高齢化の進展等により、扶助費が10年前の平成19年と比べ2倍以上の176億に上ると見込んでいます。このような状況の中、平成29年度3カ年予算編成における基本方針を踏まえ、安心して子育てできる環境を整備、安全安心のまちづくりを強化、健やかに育つことができるまちづくり、誰もが生き生き、魅力満載、便利な上尾への4つの主要項目へ積極的に予算配分することで、もっともっと住みよい上尾の実現に向けた予算になっていると感じています。
  しかしながら、先ほど申し上げましたとおり、扶助費については平成19年度以降増加傾向にあり、今後もこの増加傾向は避けられないものだと思いますが、この扶助費を含めた性質別に見た経費の状況というのが気になります。また、税収については、再び300億円を上回る見込みということですが、税収以外の歳入の確保も重要な課題だと認識しています。それから、歳入と歳出の乖離、つまり財源不足額については、主要基金を取り崩して補っている状況であり、今後の財政運営を考えるとこの点についても非常に気がかりであります。
  そこで、質問をいたします。1点目、性質別に見た平成29年度の歳出予算と歳入の確保についてお答えください。
  2点目、主要基金の残高見込みについてお答えください。
  2つ目です。非常食の食品ロスを防ぐ取り組みについてであります。あしたで3月11日で東日本大震災からちょうど6年がたちますが、今でも行方不明になられた方や避難所生活を余儀なくされている方がいらっしゃいます。現在上尾市でも240名弱の方が避難生活をされていると聞いています。改めて亡くなられた方にご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
  さて、昨年は4月の熊本地震をはじめ、10月に鳥取県中部、12月には茨城県北部を震源としてマグニチュード6以上の地震が発生しており、改めて災害に対する事前の備えの大切さを強く感じています。島村市長は、自身が掲げるマニフェスト、上尾が輝る新8つのキラリ☆の中で、市民の命を守ります、市民の安全安心を確実に確保と題して、食料を含めた防災備蓄の整備を推進するとうたっています。
  そこで、2点の質問です。非常食の食品ロスを防ぐ取り組みといたしまして、現在上尾市ではどれくらいの食料を備蓄しているのでしょうか。また、食品ロスを防ぐ観点から、期限が切れる食料についてはどのように対応されているのでしょうか、お聞かせください。
  3点目、落ち葉の再資源化についてであります。西貝塚環境センターでは、炉が傷み、更新しなければならないような状況のようです。例年6月ごろから枝木の処分量が増大しているとのことで、炉の負担の一つの要因となっていると思います。ほかの自治体を調べたところ、ごみの減量、リサイクル推進の一環として、調布市では特殊車両でご自宅に伺い、せん定された枝木を無料でチップ化し、粉砕したチップをお渡しするサービスを行っています。町田市では、せん定枝を資源化するセンターがあり、枝木を燃やさずに処理を行っています。また、2月に行政視察をした三保の松原では、枯れた松葉をペレット化して資源化を行うとともに、世界遺産である三保の松原の保全を行っています。このように再資源化を行うことでごみの減量を行っている自治体があります。
  そこで、伺います。市内の公園から搬出される枝葉の処分量を教えてください。また、枝葉の処分を減らすための取り組みを何かされているのか、お答えをいただきたいと思います。
  以上で1回目の質問を終了いたします。再質問については留保いたします。

P.134 
◎教育総務部長(保坂了) 深山議員さんより大きな質問項目の1番目、教育課題についての1点目、学校施設のトイレ改修、和式から洋式への中で2点ご質問をいただきましたので、順次お答えいたします。
  まず、1点目のトイレ改修における改善対策についてでございますが、本市の小・中学校のトイレ改修は、校舎の耐震化や大規模改修に併せて積極的に工事を進めてきており、当初予定していた整備は全学校において完了し、全国的に見てもトイレ環境の整備は進んでいるものと考えております。深山議員さんご指摘の学校トイレのマイナスのイメージを解消する対策といたしましては、におい対策としてトイレの床面を乾式のドライ化床に変更をしております。従来のトイレの床はタイル張りで、湿式のウエット床であったことから、においの発生源にもなっておりました。その対策として、床面を乾式のドライ化床に改修し、床面に水分を残さないような工事を実施しております。また、男子小便器の下の部分は汚れとともににおいの発生源になりやすいことから、小便器下には汚れを拭き取りやすい汚垂れ石と呼びますが、汚垂れ石を設置し、臭気の発生源を減らしたことで、トイレ環境が格段に改善されております。
  次に、汚れやすさへの対策につきましては、床をドライ化したことにより、床面を汚した際に容易に拭き取りができるようになり、清潔な環境が保たれるようになりました。暗さ、怖さへの対策としては、暗いイメージであったタイル張りの壁を、温かで明るい印象の内装材に変更するなど、トイレ空間全体が明るく清潔な印象となるような配慮をしております。また、LED照明を人感センサー方式で設けたことで室内全体が明るくなり、暗くて怖い印象を払拭し、省エネにも貢献することができました。
  最後に、壊れているという感じを与える課題については、改修後の各部材について耐久性があり、壊れづらいものをできるだけ用いるように配慮しております。また、壊れたままの状態を長い時間見せてしまうことで、児童生徒のトイレを大切に使う気持ちが失われないよう、壊れてしまった場合はできる限り早期に修繕するようにしております。そのほかの配慮の視点として、使い勝手、入りやすさにも配慮し、トイレの入り口には扉を設けない工夫を図ったり、トイレブースのドアを常時閉鎖とし、中で使用しているかどうか分かりにくくする工夫や、廊下から便器等の使用状況が直接見えないような配慮も行っております。
  次に、2点目のご質問、トイレ改修後の児童生徒の感想や印象についてでございます。トイレ改修を行った学校では、児童生徒へのアンケート調査を実施しております。調査結果についてですが、改修を行ったどの学校も、先ほど申し上げたトイレのマイナスイメージが払拭され、明るくなった、きれいになった、においがなくなった、使い勝手がよくなったとの好評をいただいており、快適性や利便性が向上したものと受け止めております。また、トイレを大切に使用する、きれいに使うという意識が向上しましたかという調査項目では、多くの子どもたちから向上したという回答を得ており、責任感や公共心といった豊かな心を育む教育の推進にも寄与しているものと考えております。
  以上、答弁とさせていただきます。

P.135 
◎学校教育部長(西倉剛) 大きな質問項目の1番目、教育課題についての中で、子どもたちの読解力向上について2点ご質問をいただきましたので、順次お答えいたします。
  1点目の現在上尾市の各小・中学校で行っている取り組みについてでございますが、各学校では国語の授業を中心として、各教科総合的な学習の時間などで考える力と結びつけて、読解力を高める取り組みを行っております。具体的には、文章の内容や筆者の意図を読み取るだけでなく、文章の段落構成やすぐれた文章表現を学習したり、資料の中に含まれるグラフを考察したり、引用文や数値の正確さなどを確かめたりするなどの学習を通して、読解力を高めております。また、読解力の向上には文章を読んで理解するだけでなく、それを利用して自分の考えを書くことが重要であることから、読む力や書く力を総合的に向上させることが大切です。そこで、各学校では、文章の内容を要約して紹介したり、文章をつくり直したり、自分の知識や経験と結びつけた文章を書いたりするなどの活動を行っております。また、書くことが苦手な児童生徒には、授業の際に自分の考えなどを長い文章ではなく、簡潔に書かせるなどの工夫を行っております。このほか読書活動の推進に係る取り組みも行っており、アッピースマイル学校図書館支援員を配置して、朝の読書活動をはじめ物語文だけではなく、新聞や科学図鑑、歴史漫画など幅広い分野の読み物に親しめるような取り組みを行うことにより、読解力を高めております。
  続きまして、2点目の読解力向上のための新しい取り組みについてでございますが、その一つとして、小グループで学習した内容を別のグループのメンバーに説明したり、別のグループで学んできた仲間の説明を聞いたりして、仲間とともに討論するなどの活動を繰り返し行い、資料の読み取り方や考え方など児童生徒が協働で学習できるような取り組みを挙げられます。また、書画カメラなどのICT機器を用いることで、児童生徒が書き込んだプリントなどをクラス全体で共有して読みを深めるなどの取り組みを行っております。上尾市教育委員会といたしましては、読解力は先日示された学習指導要領案の中の主体的、対話的で深い学びの実現のために極めて大切な能力の一つであると捉え、各学校が学力向上プランに位置付け、継続した取り組みを行うことで、児童生徒の読解力のさらなる向上に努められるよう支援してまいります。
  以上でございます。

P.136 
◎行政経営部長(駒ア久志) 大きな質問項目の2番目、行財政課題についての中で、平成29年度予算と財政問題について2点ご質問をいただきましたので、順次お答えいたします。
  初めに、性質別に見た平成29年度の歳出予算と歳入の確保についてお答えいたします。歳出予算を性質別に前年度と比較いたしますと、義務的経費では引き続き扶助費は大きく増額となるものの、人件費と公債費は減額しており、義務的経費全体ではその増加額を抑制しております。普通建設事業費につきましては6億円程度増額することとし、文化センターや新図書館複合施設、(仮)戸崎東部公園、西宮下中妻線などを公共施設やインフラの整備を進めることといたしましたほか、民間保育所の午睡用ベッドの購入補助やひとり親家庭に対する学習支援の拡充、保育所定員の増加など、地域創生総合戦略に基づく子育て施策などにも重点を置き、編成したところでございます。
  また、歳入につきましては、鴨川側道や西宮下中妻線の整備、民間保育所の新設整備の支援などの新規拡充事業に対する国庫補助金を活用いたしますほか、文化センター大規模改造事業に対しては平成29年度から新たに対象となる地方交付税措置が有利な地方債を活用するなど、積極的に財源の確保に努めたところでございます。
  次に、主要基金の残高見込みについてお答えいたします。まず、平成28年度の状況について申し上げますと、当初予算では主要基金を約30.5億円取り崩して編成したところでございますが、実際には年度中の基金の取り崩しは一切行う必要がなかったことから、3月補正予算においてはこの基金繰入金を皆減することに加えまして、公共施設整備基金に約3.2億円積み増しすることといたしました。この結果、年度末の主要基金残高は約64億円と、前年度に比べ約3.2億円の増、またこのうち財政調整基金の残高は約39億円と、年度末において標準財政規模の1割程度を維持するとした財政規律ガイドラインの目標を堅持したところでございます。
  一方、平成29年度予算では、主要基金を約32.3億円取り崩して編成したところでございまして、この結果、この時点での主要基金残高は約31.7億円に減少する見込みではございますが、引き続き財政規律ガイドラインに規定する予算執行におけるルールを厳守することなどにより、基金の残高確保に努めてまいります。
  以上、答弁とさせていただきます。

P.137 
◎総務部長(吉澤彰一) 大きな質問項目、行財政課題についての中で、2つ目に非常食の食品ロスを防ぐ取り組みについてご質問いただきましたので、お答えをいたします。
  市では、災害時に備え、避難者、帰宅困難者等を対象に合計8万2,800食を目標として食料の備蓄を進めており、平成29年3月1日現在でアルファ米やビスケットなど6万5,200食分を備蓄しております。期限切れを迎える食料につきましては、期限が切れる年度内に自主防災会や希望のある学校等に配布し、防災訓練や研修で有効に活用いただいているところでございます。平成28年度におきましても、約1年後に期限切れを迎えるアルファ米、クラッカー、ビスケットなど1万7,100食分や1.5リットルのペットボトル飲料水1,912本を4月と10月の延べ4日間にわたり、自主防災会延べ117団体に配布したほか、希望のあった学校など計6団体に配布するなど有効活用を図っているところでございます。
  以上、答弁とさせていただきます。

P.137 
◎都市整備部長(内田正良) 大きな質問項目の中で、行政課題の中で2点、落ち葉の再資源についてご質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。
  1点目の市内の公園から搬出されます枝葉の処分量についてございますが、市内には上尾市が管理している公園が166カ所ございます。その中には地元の団体と管理協定を結び、清掃や軽微なせん定などをしていただき、落ち葉や枝葉などを処分している公園もございますので、正確な処分量は算出できませんが、参考としまして公園を管理しております公益財団法人上尾市地域振興公社が今年度処分いたしました枝葉や落ち葉の量は、本年2月末現在で約209トンになります。この量は、おおむね900人の市民の方々が1年間に出すごみの量に相当いたします。
  続きまして、2点目の枝葉の処分量を減らす取り組みにつきましては、上平公園と上尾丸山公園では、集めた落ち葉や枯れ木は園内に集積しており、上平公園では希望される方にお持ち帰りいただいております。また、丸山公園では、集めました落ち葉を堆肥化、腐葉土として公園内で利用しております。なお、両公園ともご近所にお住まいの方などご自身で集めた落ち葉はご自由にお持ち帰りいただいております。また、武蔵野の面影を残す雑木林として指定しました原市ふるさと緑の景観地や、藤波、中分ふるさと緑の景観地のほか、良好な樹林を市がお借りし、市民の皆様に開放しております9カ所のふれあいの森では、ほとんどの落ち葉は処分せず、そのまま堆積させ、自然のサイクルの中で土に返すようにしております。さらに、原市ふるさと緑の景観地と一部のふれあいの森では、園路を明確化するために、伐採した幹を園路の脇に並べ、利用しております。
  なお、枝葉の処分先は西貝塚環境センターだけではなく、枯れ木やせん定された枝葉など細かく破砕し、木材チップに加工している民間の処分場にも搬出しており、資源の再利用化に努めております。深山議員さんのお話にありました自治体などを参考に環境部門と連携して、枝葉などの再資源化に調査研究を行ってまいりたいと考えております。
  以上、答弁とさせていただきます。

P.138 
◆10番(深山孝議員) 一通りのご答弁、ありがとうございました。
  1点目の学校施設のトイレ改修について、再質問を行います。現在小・中学校には、和式トイレが全体の3割ほどということですけれども、今後の洋式化の予定についてお答えをいただきたいと思います。

P.138 
◎教育総務部長(保坂了) 本市の方針として、学校校舎内の各トイレには最低1つの和便器を設けるようにしております。これは、小学校高学年及び中学生になると、便器に直接肌が触れることに対し抵抗感を持つ児童生徒がいることによる配慮でございます。なお、今後和便器の比率の多い学校については、現在も適宜便器交換などを行っておりますが、今後も洋式化率を高めてまいりたいと考えております。

P.138 
◆10番(深山孝議員) それでは、現代のトイレについては快適性を求められています。学校トイレの温水洗浄の便座化についてはどの程度進んでいるのでしょうか、お答えをいただきたいと思います。

P.138 
◎教育総務部長(保坂了) 市内小・中学校の校舎等における温水洗浄機能つき便座、ウオッシュレットの設置比率は約33%になっております。

P.138 
◆10番(深山孝議員) 本市の校舎の耐震化や大規模改修改造工事はかなり前から実施されていますが、かなり以前に改修工事を終えた学校のトイレの課題は生じていないのでしょうか、お答えをいただきたいと思います。

P.138 
◎教育総務部長(保坂了) 深山議員さんご指摘のように、早期に改修工事を実施した学校は洋式化率が低く、床もタイルなどのウエット構造の箇所もあるため、多少においの問題などが残っております。こうした学校の洋式化も進めているところでございますが、床からのにおい対策についても対応を進めていきたいと考えております。

P.138 
◆10番(深山孝議員) トイレ改修後の児童生徒へのアンケート調査の中で、どんな要望内容と意見があったでしょうか、お答えをいただきたいと思います。

P.138 
◎教育総務部長(保坂了) アンケート調査では、先ほども申し上げましたように、好意的な感想をいただいておりますが、中にはトイレの洗浄音を疑似的に発生させる擬音装置を設置してほしいなどの意見をいただいております。

P.138 
◆10番(深山孝議員) 学校のトイレが洋式化され、快適な環境が整備されていることは大変いいことだと思っています。今後もこの環境を維持していくためには、学校での積極的な取り組みが重要と考えております。児童生徒の自主性やPTA等のかかわりの中で、特色ある取り組みを行っている学校があれば、教えていただきたいと思います。

P.139 
◎教育総務部長(保坂了) トイレ環境の維持管理について、特色ある取り組みや工夫を行っている事例についてのご質問ですが、市内各校ではそれぞれ個々の活動が展開されているところですが、例えば大石小学校を例に挙げさせていただきますと、学校応援団の中でトイレ清掃ボランティアグループがほぼ毎月1回、清掃のポイントを決めて清掃活動を継続して行っていただいております。
  また、平方北小学校では、きれいに整備された学校トイレをより一層きれいに使っていこうという児童からの提案により、学校独自にスリッパを用意し、上履きの履き替えをさせた上でトイレを利用しております。専用スリッパに履き替えることでトイレ内にほこりを持ち込むこともなく、床面の汚れ防止につながっていますが、児童がきれいなものをそのまま保ちたいという学校を大切にする心や愛着心など、豊かな心の教育につながっているものと考えております。

P.139 
◆10番(深山孝議員) 6点目になりますけれども、学校は災害時の避難場所になり、高齢者や障害を持っている方の利用も当然考えられると思います。指定避難場所としての学校、体育館、また武道館等のトイレの設置状況と洋式化の現状をお答えいただきたいと思います。

P.139 
◎教育総務部長(保坂了) 本市の小・中学校の体育館や武道館等にトイレを設置している学校数は、小学校で22校中11校、中学校は11校中7校となっています。このうち洋式トイレを設置している学校は、富士見小学校と上尾中学校の2校のみになっております。
  深山議員さんのご指摘にもあるとおり、体育などのトイレは災害時の避難所になり、高齢者や障害を持っている方々の利用も当然考えられますので、今後は洋式化について検討してまいります。

P.139 
◆10番(深山孝議員) 要望が多い社会体育のトイレの洋式化について、お答えをいただきたいと思います。

P.139 
◎教育総務部長(保坂了) 社会体育トイレの洋式化につきましては、学校施設開放委員会からの要望を受けまして、順次対応しているところでございます。平成27年度に大石小学校、28年度に尾山台小学校の洋式化を行ったところでございます。今後の洋式化につきましては、老朽化を考慮し、随時検討してまいりたいと考えております。

P.139 
◆10番(深山孝議員) 今後の教育委員会の整備方針についてお答えをいただきたいと思います。

P.139 
◎教育総務部長(保坂了) 学校施設のトイレ改修は、大規模改修に併せて工事を進めてきており、一定水準の整備は済んだものと考えております。
  しかしながら、東日本大震災や熊本地震等を通じて、地域社会における学校のトイレの役割も再認識しているところでございます。災害発生時には、多くの地域住民が学校に避難し、学校のトイレを利用することが想定されますので、子どもや高齢者など地域住民が安心して使える清潔なトイレづくりを進めていくことが大切であると考えております。また、豊かな心を育む教育の推進のためには、快適なトイレ環境を維持していくことも重要であると考えており、今後も児童生徒がトイレを大切に使用する、きれいに使うという意識の向上ができるよう、保全管理にも配慮してまいります。
  社会体育トイレの洋式化につきましても、多くの皆様がご利用される施設ですので、老朽化の程度を勘案しながら随時検討してまいりたいと考えております。

P.140 
◆10番(深山孝議員) 要望いたします。
  周辺の自治体と比較しても、上尾市は子どもたちに快適に学校生活を過ごしてもらうために、トイレなどの施設改修に心を砕いていることがうかがえます。財源的に厳しい面もあろうかと思いますけれども、計画的な施設修繕、改修を要望いたします。
  次に移ります。読解力の向上関連の再質問を行います。1点目、読解力の向上や新たな取り組みがよく分かりました。その中で、先ほど各学校が学力向上プランに位置付け、継続した取り組みを行うということでしたが、どのような取り組みを行っているのか、もう少し具体的にお答えいただきたいと思います。

P.140 
◎学校教育部長(西倉剛) 具体的な取り組みといたしましては、国語の授業で毎時間音読を行ったり、言葉の意味を類推してから辞書を引いたり、自分の意見や感想をテーマに沿って書いたりするなどの取り組みがございます。また、文章のキーワードとなる部分に線を引いたり、附箋を活用して文書の内容をより深く考えたりするなどの工夫を行っている学校もございます。

P.140 
◆10番(深山孝議員) 2点目なのですけれども、文章の内容を理解するために語彙を増やし、音読等で声に出して読むことは有効であると思います。ぜひ続けていただきたいと思います。
  先日新聞記事で他市の読解力の状況を目にしたのですが、私は非常に衝撃を受けました。基礎的な学力をはかるテストを実施した結果、4人に1人は問題文を正確に読めないことが分かったとのことです。問題が正確に読めないのは、読解力以前の問題です。また、今と昔では社会情勢も異なり、最近ではSNSで短い言葉だけのやりとりをしている人や、自分の考えを文章にすることを苦手としている人が増えていると聞いております。自分の考えを正しく文章に書けるようにするために、上尾市ではどのような指導を行っているのでしょうか。

P.140 
◎学校教育部長(西倉剛) 自分の考えを正しく伝えられるようにするためには、ある程度長い文章をつくることが必要であることから、各学校では教育活動全体を通して、例えば教師が示した手本となる文をもとに創作文を書いたり、読んだ物語を紹介する文を書いたりするなどの指導を行っております。また、それに加え、国語の時間では主語や述語、助詞に気をつけて文を書いたり、起承転結を意識して文章を書いたりするなど、文章を書く際の基礎的、基本的なことから継続して指導をしております。

P.141 
◆10番(深山孝議員) ありがとうございました。読解力を向上させるためには、子どものころから語彙を増やすことが重要とされております。また、子どもの読解力向上のためには、学校だけでなく、家庭も果たす役割は大きいと思います。
  最後に、学校では子どもたちの読解力向上のために、家庭にどんな働きかけを行っているのでしょうか、お聞かせください。

P.141 
◎学校教育部長(西倉剛) 各学校では、読解力を高めるために読書が有効なことから、児童生徒が家庭でもできるだけ多くの本に触れられるように、読み聞かせや家庭での読書を勧めております。さらに、言葉の意味や音読をすることも読解力向上に効果的であることから、音読や意味調べなどの宿題を出しております。特に音読の宿題を出した際には、家族に聞いてもらうことで家庭でも子どもの学習状況を把握していただくよう依頼をしております。

P.141 
◆10番(深山孝議員) 要望します。
  答弁ありがとうございました。読解力については、全ての学習や生活の基礎となりますが、一朝一夕で身につけることは難しい力でもあります。今後も継続的に効果的な指導をしていただくとともに、学校と家庭が連携を強めて子どもたちの読解力を高めていただきますようお願いを申し上げます。
  続きまして、行財政課題の中の平成29年度の予算と財源問題について再質問を行います。財政運営上の課題と今後の対応について、平成29年度予算においては義務的経費の増加を抑制し、国庫補助金などの特定財源の確保に努めている。また、今後も基金残高の確保に努めているとのことであります。この答弁の内容をお伺いする限り、安定的な財政運営を行っていただいているという気がしますが、それでもいろいろな諸課題があると思います。そこで、財政運営上の課題と今後の対応について、改めてお伺いいたします。

P.141 
◎行政経営部長(駒ア久志) 平成29年度地方財政計画においては、地方税等が伸長することが見込まれているものの、高齢化の進展などにより引き続き社会保障関係経費の増加が見込まれるほか、公共移設等への更新への対応などが課題となっております。本市におきましても、全国平均を上回って進む高齢化や生産年齢人口の減少、あるいはこれまで整備してきた公共施設、インフラの大量更新など、直面する諸課題に対応する必要があると認識しているところでございます。これらの諸課題に的確に対応しつつ、今後も継続的かつ安定的な行政サービスを提供していくとともに、地域創生総合戦略に掲げた施策を確実に推進していくためにも、さらなる財政基盤の強化を図ることが不可欠であり、行財政改革を不断に実行するとともに、中長期的な視点を持った財政運営を行ってまいります。

P.141 
◆10番(深山孝議員) 要望します。
  この件は、毎回指摘させていただいております。財源の確保あっての歳出です。プライマリーバランスに十分配慮された市政運営にご尽力くださいますよう要望申し上げます。
  大きな項目の2番目の危機管理担当分の再質問を行います。上尾市では、8万2,800食を目標として食料の備蓄を進めているということですけれども、その根拠をお聞かせください。

P.142 
◎総務部長(吉澤彰一) 市の備蓄目標8万2,800食の根拠でございますが、最新の埼玉県地震被害想定調査による最大想定避難者数1万2,000人、3食1.5日分の5万4,000食、JR上尾駅が試算した上尾駅と北上尾駅での最大想定帰宅困難者数1万8,000人、1食1日分の1万8,000食、災害支援従事者1,200人、3食3日分の1万800食を合計した数を目標としております。

P.142 
◆10番(深山孝議員) 現在アルファ米やビスケット等6万5,200食を備蓄しているとのことですけれども、どんなものをどのくらい備蓄しているのでしょうか、具体的にお聞かせをいただきたいと思います。

P.142 
◎総務部長(吉澤彰一) 現在備蓄しているのは、五目御飯味のアルファ米、個食タイプ1万7,000食、50人前を一度につくれるタイプ6,200食、アレルギー特定原材料27品目を使用していない五目御飯味のアルファ米、個食タイプ4,800食、50人前のタイプ4,300食となっております。そのほか乾パンタイプのビスケット2万7,500食、栄養補助食品タイプのビスケット4,800食、缶詰入りパン600食も備蓄しております。

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◆10番(深山孝議員) 市が実施する、いわゆる公助としての食料備蓄の取り組み状況は分かりました。
  今後上尾市が掲げる目標8万2,800食まであと1万7,600食を備蓄する必要があり、目標を達成した後の維持もかなり大変なことと思います。具体的には、備蓄食料の使用期限は5年とのことですので、単純に考えても目標達成後は毎年1万6,560食が使用期限を迎え、同じ量を毎年購入する計算になります。毎年使用期限を迎える備蓄食料を有効に活用しなければ、食品ロスにつながります。
  そこで、私は公助だけでなく、自助として、各家庭でも食料などの備蓄を進めるべきだと考えていますけれども、市の見解をお聞かせいただきたいと思います。

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◎総務部長(吉澤彰一) 市が備蓄する食料は、主に家屋の倒壊などにより避難所での避難生活を余儀なくされた方を対象としており、埼玉県が備蓄する食料と合わせ3日分でございます。また、物流拠点施設や主要幹線道路の被災に伴い、一定期間生活物資などの配送が滞ることも想定されますことから、日ごろから各家庭でも自助として食料などの備蓄を進めていただく必要があると考えております。

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◆10番(深山孝議員) 要望いたします。
  2013年の2月の8日、日本経済新聞の電子版にこんなことが書かれていました。非常食だけで1週間、試して分かった問題点と対策として、身をもって実験した方がいるそうであります。紹介いたします。そのまま飲もうとしたミネストローネのスープは油が浮いており、温めないとどうにも飲めない。温めなくてもよいと表示されたレトルトカレーはまずまずだった。2日目の夜から温かいものを食べたくなった。3日目の夜、発熱剤入りのレトルト食品を食べた。約30分で白米とシチューが熱々になり、3日ぶりの温かい食事。火が通ると香りも出て、久しぶりに嗅覚が刺激された。思わずうっすら涙が出た。4日目からは、ガスコンロを使った。これで食生活も一気によくなると思ったが、やさきにおなかが痛くなった。相談すると、塩分の多い缶詰を食べ続けたので、内臓が疲れたかもしれないと言われる。火を使えない3日間は、食欲がないときも栄養バランスを考えて、食べ慣れない魚や肉、野菜の缶詰を食べていた。気づかないところで無理をしてしまったようだ。厳しさを感じたのは5日から6日目、胃腸は回復したが、食欲が出ない。同じ缶詰でもメーカーによって微妙に味が異なる。ふだんから食べ比べてお気に入りのものを見つけ、家族で食べ慣れておく必要を感じた。何て認識が甘かったのだろうと何度も思った。これまで自宅に置いていたのは家族3人分で、飲料水2箱、アルファ米10食、子ども用クッキー2缶、ガスコンロもあったが、楽観視していた。この体験談を読んで、災害時の食糧事情は一般に考えられている想定をはるかに超える厳しさであります。当局におかれましては、より一層の啓発活動にご尽力賜りますよう要望申し上げます。
  落ち葉の再資源化について要望いたします。落ち葉やせん定枝はかさばる上に、季節が来ると大量にごみとして出されるのが現状であります。再資源化することで地球にも優しく、環境センターの延命にもつながりますので、周辺自治体の取り組みも参考に積極的な取り組みを要望し、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。


上尾市議会議員 深山たかし

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