本文へスキップ

上尾市議会議員 深山たかしは上尾に活力地域力をモットーに議員活動をしています。

TEL. 048-776-0575

〒362-0001 埼玉県上尾市上1774-7

一般質問会議録集

平成30年  9月 定例会 − 09月07日−一般質問−03号

P.50 
◆29番(深山孝議員) 

おはようございます。29番、深山孝でございます。通告に従いまして、市政に対する一般質問を始めさせていただきます。
  畠山市長は、新図書館複合施設整備事業について、市議会6月定例会で小林議員の一般質問に答える形で、工事再開でも中止でもなく、現在の計画を見直しするという判断を表明されました。私は、6月議会で市長の判断の表明をお聞きして大変驚きましたが、今後のことは地元の方と協議をして対応したいと申し上げました。この3カ月間、さまざまな機会を捉えて地元の方々といろいろな意見交換をさせていただきました。上平地区の皆さんも私も市長判断を理解することができません。その表明から既に3カ月がたちました。地鎮祭を行い、工事を着工した建設予定地では、完成予想図は剥がされ、建設案内の張り紙も外されて、草は伸び放題、まさに荒れ地の状態で放置されていました。やっと先日5日、草刈りが始められました。新図書館複合施設整備事業に協力してきた上平地区への総括的かつ具体的な説明はいまだありません。そのような状況の中、6月のこの表明を聞いて、新図書館のオープンを待ち望んでいた上平地区の皆さんは大きな失望感にさいなまれ、一方で市長に対し強い不信感を募らせました。この現実を理解されていますか。毎日畠山市長への怒りでこの建設予定地の風景を見ているのです。
  さて、私は畠山市長の判断について答弁書を何回も読み直しました。市長の判断の主な理由は、新図書館複合施設の整備事業がランニングコストの観点から市財政に与える影響が大きいからということ、その上で取得した土地については、公共施設マネジメントの計画を踏まえ、市民に喜んでもらえるような施設の建設に向けて検討すること、図書館本館はまちの中心にあるのが自然であると考え、当面現在のままとするとしています。今回の質問は、その疑問を明らかにする場としたい、そういうふうに思っておりますので、地元の関心も大変高いものがあります。どうか丁寧なご答弁をお願いいたします。
  1つ、いろいろな方面の方々から意見を聞いて今回の判断をしたとのことであろうかと思います。市長自身、いろいろな意見を聞いたとの意味合いのことを述べられています。その意見をどのように聞いたのかについてお尋ねいたします。聞いた相手は具体的に誰か、またその相手はどのように決まったか、意見を聞きたいと申し入れたのだと思いますが、いつ市長側から働きかけをしたのか、実際に意見を聞いたのはいつか、日時は、聞いた意見はどのようなものであったか、市長の中止の判断にランニングコストが高いからが理由の第1に挙げられていますが、ランニングコストが大きいから建設をやめろとの意見はあったのでしょうか。
  2つ目、上平の土地については、図書館分館機能を含む、地域住民の方にも活用していただける複合施設として整備する方向で検討するとしています。公共施設マネジメントの観点からすれば大いに疑問が残るわけですが、検討すると言ったので、お伺いしますが、どのように検討するのでしょうか。本来建てる公共施設というターゲットがあって、そのターゲットの実現を担う市の担当課が検討を進めていくことになるのでしょう。今までは、図書館が担当して、青少年課や教育センターを所管する教育委員会指導課がこれに協力するやり方であったはずです。しかし、今はそのターゲットはないわけです。つまり今はその担当部署が決めようにも決まらないわけです。そこで、今後の検討の進め方についてお伺いいたします。6月議会の判断の公表から既に3カ月が過ぎています。本来なら間髪を入れずに、市長自らおっしゃった図書館分館機能を含む、地域住民の方にも活用していただける複合施設の検討に入るはずだと思うのですが、もう図書館が中心となって検討することはないと思いますので、お聞きします。誰が検討の中心になるのでしょうか。既に検討している組織を設置したのであれば、その構成部署をお答えください。いつごろをめどに検討結果を得ようとしているのか、お答えください。地域住民の方にも活用していただける複合施設というからには、当然地域を含め広く市民の意見を聞く必要があると思いますが、どのような方法でお聞きになりますか。意見交換会ですか、公聴会ですか、お答えください。
  3番目、建設中止の理由について確認します。まず、市長は中止の大きな理由はランニングコストで、それが市財政に与える影響が大きいと表明されています。そこでお伺いします。ランニングコスト増の積算を55年とした理由をお伺いします。建物を建てると当然ランニングコストが発生します。清掃、設備管理、光熱水道費、建物が建物の目的を発揮できる状態に維持することは当然のことで、いわば義務的経費は当然発生する、このことに疑問はありません。ですが、これを55年で掛け算をして、幾らかかるから高いんだ、だから中止なんだ、あまりにも乱暴ではないかと思います。中止をする理由とすることに納得できません。ランニングコストを中心の一番の理由にしたことへの分かりやすい説明をお願いします。ランニングコストは、平成29年7月の実施設計終了後に積算を開始し、一旦3月に積算の額を算出したが、その後精査を行い、年間のランニングコストを約3.9億円と見込んだとありますが、どんな精査を行ってランニングコストの算出に至ったのか。6月議会で前島るり議員の質問に対し、執行部は「これまで新複合施設のランニングコストを議会にお示しができなかったことにつきましては、説明責任が十分に果たされなかったものと受け止めております」と答えています。私は、市がそれまで問われた質問に対し真摯に答えていたとの印象を持っています。ランニングコストは、新図書館複合施設においても、施設をつくれば当然必要となるものであり、説明責任を果たしていないという認識を示したのは違和感があります。このランニングコストが安いとか高いとかは、建設の是非に比べたらあまりにも議論の核にならないものと考えておりますので、説明責任を果たしていないとの認識を示したのは、これまで真剣に取り組んできた職員に対し極めて失礼な表現であります。どうしてこのような答弁をされたのか、お答えをください。
  4つ目、建設中止後の本館及び県青少年センターへの建物の維持管理する上での新たな負担についてお聞きします。現本館は、昭和56年に建設されました。それ以来、数多くの改修工事がされていると思います。公共施設は常に維持管理を適切に行っていなければなりませんが、2年後に新館ができるとなると、それまで我慢して手を入れないでおこうということがあったと思います。特に緊急でない工事は先延ばしになっていると思います。建設を中止することが明らかになった今、現本館の適切な維持管理のために実施しなければならない工事はありますか。青少年センターについても、今後使用し続けることになったことに変わりはありません。本来しなければならない工事を先延ばしにして、近い将来やらなければならない工事はありますか、お聞きします。
  5番目、市長の判断表明後、協力地権者への対応についてお伺いいたします。市長は、上平の土地につきましては、地権者の方々にご理解、ご協力をいただいた上で市が取得させていただいたものと述べられています。一見地権者の方々をおもんぱかって言っているように感じますが、地権者へはどのように対応されましたか。市長は、判断の表明後、地権者に直接お会いして経緯を述べ、理解を得る努力を行う必要があったのではないでしょうか。私の認識している限りでは、この努力をしていません。譲ってもらった土地は何らかの形で利用するとの言葉は、上平地区に対するリップサービスだったのでしょうか。これで理解を得たとするなら、あまりにも上平の地権者及び住民の気持ちを逆なでする行為だと思います。そのような言葉は不要です。うわべの言葉だけではなく、誠意ある実行が大切なのではないでしょうか。納得していない地権者の方より、図書館本館をつくると言うので譲渡した、契約書にもその旨の記述があると、お叱りの言葉を預かっています。どうしてこういった心のない対応しかされないのか、誠意あるご見解をお願いいたします。
  次に、請負業者への対応についてお伺いいたします。市長の対応については、地権者も上平地区の住民も翻弄されましたが、工事の請負業者も同じです。工事業者の方々の中には、新図書館建設を受注したときからほかの仕事は全てキャンセルして社員の配置を整え、取り組んできていると思います。ところが、市長が当選してから約半年もの間、判断せず、いわば蛇の生殺し状態が続いてしまったのです。そこで、幾つか質問します。6月議会の判断表明に伴い、いつ請負業者へ通知したのか。業者への伝達内容は、建設中止か、見直しか、どちらの言葉で行ったのか。工事請負契約の解除をしたのか。これまでかかった費用について、工事代金の支払いはどうなっているのか。この契約解除は、上尾市の都合で解除したものであって、請負業者には全く非がありません。ついては、迷惑料、損害賠償と言ってもいいと思いますが、このような費用が請求される状況だということではないでしょうか。業者に対して最大限の配慮が必要と思いますが、市の対応はどうなっているのか、お答えをください。
  7つ目、改めて新図書館複合施設事業の見直しという言葉をどのような意味で捉えているのかお聞きしたいと思います。市長は、工事再開でも中止でもなく、現在の計画を見直しするという表現をされていますが、それはこの計画の最大の必要性が現本館の図書館機能の充実だったわけで、本館の移転が見直された時点で本計画が中止、私はそう捉えています。議会でもさまざまな議論を経て、定められた手続を踏んでこつこつと事業を進めてきたものであり、市当局の苦労も大変なものであったと思います。そして、議会で審議をして、予算及び契約を可決して着工しましたが、結果として完了を見ることができないのですから、これはもう事業中止でしょう。市長があえて見直しという言葉にこだわるのであれば、その理由をお示しください。
  8点目。次に、市長は6月議会で新図書館複合施設整備事業に関連して議会の議決を重く受け止めていると発言された上で、議会での手続を踏んで進めてきたことについて事実上白紙に戻されました。このことは、今回の図書館問題にとどまらず、今後あらゆる場面で、議会で決定したことであっても、さまざまな意見をしんしゃくし、白紙に戻せるという前例になります。今回の場合は、中止にするという判断をされたわけですが、中止にすることについて、大方の理解が得られるまで説明をする、少なくともその努力を必死になって行う、こういった対応が絶対に必要になると思います。そこで、議会の議決を重く受け止めているという言葉から私たちは何を読み取ればいいのでしょうか。この議決について重く受け止めているとおっしゃっていますが、上平地区の皆さんからは、議会で決まったことをなぜほごにできるのか、議会軽視そのものだといった意見をいただいております。市長、この議会の議決を重く受け止めているという言葉について、込めた市長の真意をお伺いします。
  9番目、最初に判断を表明した方法についてお伺いいたします。市長は、6月14日に小林議員の一般質問に答える形で表明されました。新図書館複合施設整備事業についての市長の判断は、選挙の争点でもありました。その意味では、市議会議員のみならず多くの市民の関心事になっていました。私は、この問題における市長の考えを公表するなら、一般質問の答弁とは別に、市長の思いを市民全体へ、議員全員に訴える形で行うべきではなかったかと思います。そこで質問です。どうして市民の関心の大きい問題の判断表明を一般質問の答弁で済ませたのか、その理由をお伺いいたします。
  次に、取得した土地については、公共施設マネジメント計画を踏まえて、市民に喜んでもらえるような施設建設をすると言っていますが、そのことについてお聞きします。ここに公共施設マネジメント計画があります。18ページ、この計画に上尾市における公共施設、箱物マネジメントの原則が書いてあります。畠山市長は、この原則を知っていましたか。この原則は、施設の複合化や多機能化及び更新の際に必要とされる機能の峻別と補完により総量を縮減し、新規整備は抑制すると、こうなっているのです。私は、畠山市長が中止したこの事業はこの公共施設マネジメントの原則と整合がとれていたと考えています。図書館と青少年センター、教育センターを複合化し、機能を補完しつつ総量を縮減する、反対派からは、図書館の面積が少なくなるから、とんでもない計画だと指摘されていましたが、私は公共施設マネジメント計画に沿って組み立てられていたと今でも思っています。現青少年センターが複合化されれば、解体し、現在の土地は売却することで財源が生まれますし、将来の維持管理経費はこの分は縮減できる計画でした。将来の維持管理経費等を縮減するために公共施設マネジメント計画はあります。新しい施設をつくるために公共施設マネジメントの計画があるのではないのです。維持管理経費がかかるから中止する、その土地を買ってしまったから、その土地に維持管理経費がかかる、建物を建てる、建てる建物の中身はこれからだ、これを公共施設マネジメント計画の中で検討するというのか、緊急性のない施設を要望があればつくるよと言っているのですか。もうむちゃくちゃな理屈です。畠山市長は、上平へのリップサービスのつもりでおっしゃったのでしょうか。上平地区は、上尾市民全体が利用できる施設として図書館本館の建設を望んでいたのです。この思いがあったからこそ、惜しみないさまざまな協力をしてきたのです。リップサービスの言葉なんか要らないのです。改めてお聞きします。
  公共施設マネジメントの原則をないがしろにし、維持管理経費を理由に中止し、その中止の見返りに維持管理経費がかかる不要不急の施設を建設する道を開いていく、そういう市長の考えの真意をお伺いします。市長は、中止の理由の最後に、図書館本館はまちの中心部にあるのが自然であると考えたからとおっしゃいました。そこで伺います。公共施設の立地について、私人としてどのように考えるかは自由です。市を代表する首長が発言する際には、その影響の大きさを考慮すべきです。この発言、私には大変違和感があります。なぜ判断表明であえてこの言葉を使ったのか、お伺いいたします。図書館本館はまちの中心部にあるのが自然と考えたからですとの言葉、大変な意味合いがあります。しかし、上尾市のホームページにはこの部分を削除して掲載しています。この部分が肝ですよね。判断の肝であったはず。しかし、上尾市のホームページや「広報あげお」には、この部分は抜け落ちています。どうしてですか。多くの市民に正確に情報を伝えるのが上尾市広報であり、上尾市のホームページであるはずです。この部分を記載しなかった理由を説明してください。
  12。6月議会で市長が判断を表明された後の地権者への対応についてお聞きしました。さらに、上平地区への対応についてお聞きいたします。まず、畠山市長の選挙公報では、新図書館に関連する記述はありませんでした。候補者の中には、明確に建設中止を掲げている候補者がおられました。しかし、畠山市長は選挙公報の中では新図書館には全く触れず、建設推進に向かっているという大きな期待を込めて畠山市長を応援していただいた方々が多かったはずです。私もそのように理解をし、期待をしていました。畠山市長が誕生した後は、新図書館建設工事の早期再開の声を署名という形で提出し、受け取っていただきました。もちろんこのときは畠山市長も建設に含みを持たせる言い回しで対応されました。ちょっとここで時間軸を考えていただきたいのですけれども、畠山市長は、6月9日に市長が判断を公にした6月議会の前、地元の代表者に対し、自ら複合施設をつくるという趣旨の説明をされたのです。当然市長の言葉ですから信じます。新図書館建設は継続すると受け止めました。加えて、13日、上平地区の区長会でも図書館本館建設再開と報告されたようです。地元にここまで表明しておきながら、6月議会で畠山市長は全く逆の判断をされました。13日に上平区長会で建設再開の報告をして、15日の新聞には全く逆の記述が記載されました。結果として、上平の思いは完全に無視されてしまいました。多くの地域住民からは期待が大きかった分、大変落胆しました。また、私はこの苦言の数々を受けています。なぜこれほどまでに上平地区が翻弄されなければならないのでしょうか。市長選挙では、上平が勝手に応援し、図書館建設では勝手に期待し、市長判断には勝手に落胆すると思っていたのでしょうか。市長、お聞きします。6月議会で中止を発表した時点でなぜ地域住民への誠意ある説明をされなかったのでしょうか。これは市長部局の責任なのです。説明の必要がないと思われたのでしょうか。この点をお聞きします。
  大きな項目の2番目、行財政課題の中のぐるっとくんについて質問します。平成28年2月にぐるっとくんの再編が行われましたが、2年半が過ぎ、議会の答弁では、再編直後には利用者が減っていたが、その後回復傾向にあるとのことです。ぐるっとくんについて地元の人から話を聞きますと、本数が少なくて利用しづらいという意見をよく耳にします。再編後、ぐるっとくんの利用状況と今後のぐるっとくんの増便について、市のご見解をお願いいたします。
  要望します。通学路のブロック塀等については、本日戸野部議員も行いますので、私からは今後の対応について1つだけ要望させていただきます。
  さて、皆さんご承知のとおり、本年6月18日に発生した大阪北部地震、きのうも北海道で大変な地震が起きました。高槻市の小学校のブロック塀が倒壊し、児童が犠牲になる大変痛ましい事故が起こりました。ブロック塀等の安全管理は、このような被害を防ぐためにも大変重要なことです。特に著しく高い塀やひび割れ等が見られる危険なブロック塀について、早期に撤去し、危険箇所をなくすことが先決であると思います。本来であれば、ブロック塀等に、特に大谷石が危ないのですけれども、所有する個人が適切に管理すべきだと思うのですけれども、そうはいっても費用もかかることですし、所有者任せでは危険回避の進ちょくには期待できません。このことから、既存ブロック塀等を撤去する際の補助制度を早期に創設していただき、二度とこのような痛ましい事故が起こらないように要望いたします。
  以上で1回目の質問を終了いたします。2回目以降については、留保いたします。

P.55 
◎市長(畠山稔) 深山議員さんの質問にお答えいたします。
  大きな質問項目の1番目、図書館についての中の見直しの意味についてご質問いただきましたので、お答えをいたします。取得した上平の土地につきましては、上尾市の公共施設マネジメントを踏まえた上で、図書館分館機能を含む、市民の方に活用していただける複合施設として整備する方向で検討することから、見直しという言葉を使わせていただきました。
  次に、議会の議決を重く受け止めるという言葉の真意でございますが、議会に身を置いてきた経歴を持つ私としても、議決の重さを十分認識をしております。
  次に、新図書館複合施設事業の見直しについての考え方の表明についてでございますが、新図書館建設につきましては、議会で議決されたものでございますので、議会の中でご説明をするのが適当と考えたものでございます。
  次に、上平の跡地の利用についてですが、公共建築物については、今後約40年間で経費の35%を削減するという公共施設マネジメントの目標値を踏まえて、公共施設マネジメントの原則が定められているところでございます。施設整備費及びランニングコストについて重要であると認識したため、市民の方々に必要とされ、喜んでいただけるような複合施設について公共施設マネジメントと整合性を図りながら進めていくことで、見直しを行うこととしました。
  次に、図書館の位置についての中の私の発言についてでございますが、より多くの市民の方に利用していただきたいと考えたからであります。また、「広報あげお」、ホームページの件については、見直しについて主な理由として、市財政に与える影響を掲載したところでございます。
  最後に、地元住民である上平地区の皆さんに対しての対応についてでございますが、7月4日の上平地区区長会において教育委員会より説明をさせていただいたものでございます。
  以上でございます。

P.55 
◎市長政策室長(中島英二郎) 大きな質問項目の1番目、図書館についての中で市民からの意見聴取についてご質問いただきましたので、私の方からお答えをさせていただきます。
  新図書館複合施設整備事業について、建設推進を要望する団体や建設見直しを求める団体からご要望をいただき、事業の賛成、反対の立場からさまざまなご意見を伺ったところでございます。なお、期日といたしましては、2月9日、2月20日にそれぞれの立場からご意見を伺いました。なお、ランニングコストの検証をすべきだというご意見はございました。
  以上、答弁とさせていただきます。

P.56 
◎教育総務部長(小林克哉) 大きな質問項目の1番目、図書館についてにお答えいたします。
  まず、ランニングコストを建設見直しの一番の理由にしたことについてですが、事業見直しの主な理由として財政に与える影響を申し述べさせていただきました。財政に与える影響というのは、施設整備費とランニングコスト、両方が重要と考えたからでございます。
  次に、ランニングコスト増の積算を55年とした理由ですが、新図書館複合施設の耐用年数が55年であるためでございます。毎年度の維持管理費3億9,000万円は、市債など特定財源の活用が期待できる施設整備費とは異なり、一般財源により賄うことになり、大きな負担になると考え、見直しが必要と考えたからでございます。
  次に、ランニングコストなどの精査につきましては、現本館に比べ建物自体の管理面積が増えることや併設される青少年センターの開所日数が図書館と比べ多いこと、1日の開所時間が長いこと、新たに設置予定の機器の経費などを踏まえたところでございます。
  次に、ランニングコストの説明責任についてですが、ランニングコストは将来にわたって必要となる重要な経費だと考えたからでございます。
  次に、現在の本館の維持管理についてですが、図書館現本館については、老朽化している電気設備やエレベーター等から計画的に修繕していきたいと考えております。青少年センターにつきましても、緊急の修繕は必要ありませんが、部分的に設備の老朽化が散見されるところでございます。
  次に、地権者の皆さんへの対応についてですが、6月定例会終了後、ご協力をいただいた旧地権者の皆さんには、個別にお伺いをしてご説明をさせていただいたところでございます。上平の土地につきましては、地権者にご理解をいただいて取得したものですので、しっかり活用させていただきたいと考えております。
  次に、工事請負業者の方々への対応でございますが、事業見直しに伴い、工事契約約款に基づき、受注者6社に対し、7月9日をもって契約解除をさせていただきました。工事代金については、契約解除に伴う出来形、すなわち工事が完成した部分について工事検査終了後に支払いをさせていただくこととなります。また、工事出来形以外の工事の実績を伴わない損害額につきましては、請負業者にその額の積み上げをお願いしているところでございます。
  最後に、新しい複合施設につきましては、庁内で検討した構想を、まず公共施設マネジメントに整合するかどうかについて上尾市個別施設管理基本計画等評価委員会に諮り、十分な手順を踏んで進めたいと考えております。また、市民の皆様にお示しする最適な時期や手法についても検討を重ねたいと思います。

P.56 
◎市民生活部長(石井孝浩) 大きな項目の2番目、行政課題についての中で、ぐるっとくんの増便についてご質問をいただきましたので、お答えします。
  初めに、平成28年2月にルート再編を実施した後の現在のぐるっとくんの利用状況を申し上げますと、平成29年度は44万3,082人と、前年度実績に比較して1万5,607人増加しているところでございます。ご質問のぐるっとくんの増便につきましては、上尾駅を起点に9路線を運行していることから、駅ロータリーのバス発着場の機能問題や業界全体としてバスの運転手の確保が難しくなっているなどの調整すべき問題がございます。このようなことから、ぐるっとくんの増便につきましては、デマンド交通などの他の手段も含め、引き続き調査を行ってまいりたいと考えます。
  以上、答弁とさせていただきます。

P.57 
◆29番(深山孝議員) ご答弁ありがとうございました。何点か指摘して市長に再質問いたします。
  私は、6月、畠山市長の判断をお聞きして、図書館建設に真剣に取り組んでいただいた皆さんの思いが市長に伝わっていないと考え、発言の真意や疑問点の詳細を聞きたいと、この3カ月間、必死で質問を精査し、真剣にきょうを迎えています。しかしながら、そのお答えが6月議会のオウム返しで、私の疑問に答えていただけておりません。全く誠実さを感じられない矛盾だらけの答えに愕然としてしまいました。必死な思いで判断したのであれば納得するのですけれども、そうなっていないから質問するのです。市長はご自身の発言の意味を理解されていますか。書かれた文字を追っているだけなのではないですか。市長に市長としての責任のある判断を助言できるブレーンが存在していますか。私は非常に心配しています。どこの自治体でも、図書館整備とは、残念ながらほかの施設が充足してから初めて整備話が浮上してきます。市民にとって重要な施設であるにもかかわらず、関心を寄せてくれる方は少ないのも現実です。ある程度条件がそろい、機運が盛り上がらないと絶対に建設のできない施設でもあります。場所やコストを理由に中止の判断をしてしまった場合、未来永劫、上尾市には図書館建設は不可能になってしまいます。今回は、たくさんの方々に協力していただき、やっとスタートラインに立ったと感謝しています。皆さんのためだから協力させてもらったよと言われ、お会いするたびに自然に頭が下がりました。こんな思い、市長はされましたか。今の建設予定地に不満があるのであれば、同規模以上の用地確保は市長自ら交渉してください。用地交渉がどれだけ大変なことなのか、携わってくれた職員や関係者の苦労もご理解いただけると思います。今回の判断は、あまりにも無責任過ぎます。首長としての責任の重さを理解していません。私には、畠山市長が上尾市のことをどのくらい考えているのか確認し続ける義務があります。私の支援者もそれを望んでいます。早急に結果を出してください。それが中止を判断した市長の義務であります。市長は、公共施設マネジメント計画の肝の部分、つまり施設の複合化や多機能化及び更新の際必要とされる機能の峻別と補完により総量を縮減し、新規整備は抑制するという原理原則を理解することなく今回の判断をされました。市長、勉強不足でしたね。ちゃんと勉強してください。これだけ重要な判断をするなら、余計に勉強して慎重に判断すべきでした。市長は、地権者にも大変礼を欠いた対応をしています。上平の地権者は怒り心頭に達しています。市長は、6月の判断表明後、しばらくの間請負業者には何も連絡をしなかったのです。このことは大変遺憾な対応です。大変義理を欠いた対応でもあります。しかし、全く非のない請負業者、迷惑をかけた請負業者にきちんとした説明もしていない、こんな対応でいいのでしょうか。建設業界と上尾市は多くの緊急時の対応協定を結んで協力していただいています。最大限の配慮をして当然だと思いますが、市長はそのようには考えておられないということです。繰り返しになりますが、6月議会の表明から3カ月です。中止した後に建てる施設の検討組織もまだないのです。どのようにこの大きな難題に挑んでいくのか、そのビジョンも戦略もない。もちろんスケジュールも示していない。市長は、昨年12月に市長就任されてから7カ月間をかけて新図書館複合施設整備事業について鋭意検討されてきた、その結果ですよね。建物の維持管理経費が莫大になるからということを中止の第一の理由にした上で、公共施設総体の縮減と将来の維持管理経費を縮減する公共施設マネジメントを踏まえて、新しい施設、つまり地域の特性を踏まえて、市民の方々に喜んでいただけるような施設を検討していく、この複合施設を要望を聞いてつくる、この発言はそもそも矛盾です。また、今までかけてきた設計料をはじめ、その他の費用を無駄にし、今後建設業者への実費精算に要する費用、恐らく実費精算にとどまらず、迷惑料的な補償の問題も引きずるでしょう。これは、何も生まない費用です。消費のロスです。市民の税金から消えていってしまいます。中止して、全く生産性のない費用として消えていく、この財源、こちらの方は財政的に問題にならないのでしょうか。期限を切ってお示しいただきたい、そう思います。
  今までの指摘で明らかにしてきたように、この問題の判断後の措置として、市長はしなければならないことを放置しています。建設業者への説明しかり、契約解除の手続しかりです。図書館建設の業者は、昨年の秋の不祥事とは全く関係ないのです。そうであるのに、業者へははかり知れない苦悩を与えているのです。市長は、人の心の痛みを何とも思わないのですか。市長、イベントや駅立ちでにこにこ握手をしている場合ではないのです。中止表明後、考えられないほどの遅滞ぶり、判断したいのなら、その前後の処理を速やかにやらねばならないのです。中止の影響を最小限に食い止めることは責務なのです。そこで再質問します。中止した計画を再構築する作業はどのように行いますか。方法とスケジュールをお示しください。2つ目、そのスケジュールの中で市長が自ら決めた期間、具体的な案が見出せなければ、中止した案にかわる案はないということで、6月議会で表明した判断を撤回していただきたい。当初の案で事業を進めることを表明していただきたいと思います。
  以上、お答えをお願いいたします。

P.58 
◎市長(畠山稔) 深山議員の再質問にお答えいたします。
  新しい複合施設につきましては、まず庁内で検討した構想を、公共施設マネジメントに整合するかどうか、十分な手順を踏んで進めていきたいと考えております。その後、市民の皆様にお示しする最適な時期や手法についても考えてまいります。見直しという方向性については、6月定例会で説明させていただいておりますので、そのとおりでございます。
  以上です。

P.58 
◆29番(深山孝議員) ありがとうございました。私には、今まで図書館の建設を推進してきた立場から今でも中止を撤回していただきたいという期待はあります。私は、畠山市長に、これ以上この問題の処理について、やるべきことはやる、ぜひ速やかな取り組みをしていただくようお願いをいたします。畠山市長にしかできないのです。期待しております。
  これで私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。



上尾市議会議員 深山たかし

〒362-0001
埼玉県上尾市上1774-7

TEL 048-776-0575
FAX 048-776-0598