本文へスキップ

上尾市議会議員 深山たかしは上尾に活力地域力をモットーに議員活動をしています。

TEL. 048-776-0575

〒362-0001 埼玉県上尾市上1774-7

一般質問会議録集

平成17年9月13日

○6番(深山 孝議員) 6番、深山孝でございます。通告に従いまして市政に対する一般質問をさせていただきます。
  大きな項目の第1点目の質問はスポーツ振興についてであります。上尾市のスポーツ振興のれい明期は、昭和42年の第22回埼玉国体秋季大会に始まった と言っても過言ではありません。清新、健康、協力をモットーに上尾運動公園を主会場として開催されましたが、小学生の私にとって印象的な出来事で、今でも 当時のことを鮮明に記憶しております。主会場だった上尾運動公園は、約13.2ヘクタールの区域が陸上競技専用の競技場と体育館を有する運動公園として整 備され、国体の開会式、閉会式、陸上競技、体操の会場となりました。その後、市民のスポーツ振興への関心も高まり、昭和51年5月2日には上尾市スポーツ 都市を宣言し、続いて昭和51年9月30日に上尾市スポーツ振興審議会条例が設置され、本格的な取り組みを開始いたしました。今では市民体育祭、上尾市シ ティーマラソン、上尾シティーハーフマラソン等、市の主催競技会も話題のイベントとして定着したところです。
  そこで何点か質問いたします。市内のスポーツ団体は現在どのくらいの登録数があるのか、またそれらの団体に対して支援体制、育成策はどのようにしてい るのか、さらに今後新たな登録団体に対しどのような対応を考えているのかお答えください。将来の予算措置と今後のスポーツ振興計画をどのように考え、実施 していくのか、競技会開催会場の設定についてと運営方法についてお尋ねいたします。
  一例を挙げますと、毎年2月に行われている市民駅伝競走大会の会場は、設定コース上に交通量の激しい道路が含まれております。今まで事故が発生しては おりませんけれども、走者を監視していると危険きわまりない状況にあります。今では市内も都市化が進み、コースどりも困難かと考えますが、事前に安全策を 講じるのが大会を運営する市の最低限の責務と考えております。コース設定段階で交通量の少ない河川敷等をランニングコースとして整備し、設定はできないも のでしょうか。また、運営を関連団体の多くのボランティアの方にお願いしておりますけれども、職務内容が十分に伝わっていないように見受けられます。運営 体制の見直しをどのように考えているのかお答えください。
  次に、大きな項目の2番目、教育問題についてお伺いいたします。初めに、小・中学校のIT教育の現状と課題についてお伺いいたします。IT教育の現状 と課題、昨今の情報技術の進歩は目覚ましいものがあります。上尾市においても国の学校教育の情報化整備事業に基づき、市内小・中学校でパソコンルームが設 置され、教育に活用されつつあるようですが、校内LAN、ネットワーク整備、情報教育についてお尋ねいたします。
  IT指導力向上施策、e−Japan重点計画によると、指導可能教員を100%にする計画が進められておりますけれども、あまりにも急速な情報化社会 の進展に学校現場での対応が困難な状況も存在するのではないでしょうか。本市においても学校のインターネット接続環境が光ケーブルに変わり、情報量の格段 の向上もいたしました。現在この環境をどのように活用しているのでしょうか。また、既存の設備、ネットワークとの整合性はどのように保たれているのでしょ うか。情報教育の分かる授業、実現についてIT教育のカリキュラムはどのようになっているのでしょうか。今後の計画を含めてお答えください。
  6月議会でのご答弁いただいた教育情報通信基盤整備とはどのようなものなのでしょうか、お答えください。整備されることによる効果と将来像を含めてお 答えいただきたいと思います。また、今後のそのほかの整備計画、どのような整備か、さらに整備時期を順次お答えください。
  学校の管理用パソコンについてお尋ねいたします。日本教育工業会では、文部科学省から委託を受けたITを活用した教育指導の改善のための調査研究事業 を実施し、報告書をまとめました。ITの使用状況は、小・中・高ともに校務などの事務処理にITが最も多く使われ、86.2%でした。本市においてもこの 傾向は同様かと考えます。市内の小・中学校の事務用パソコン整備状況は、小学校22校に各2台、44台、中学校11校に各4台、44台、合計88台とのこ とですが、前回6月議会での武藤議員さんの質問に対する答弁の中で疑問点がございましたので、お答えください。
  一部答弁を引用させていただきますと、教員が個人所有のパソコンを持ち込み、一部成績処理や自分が担当する文書事務の処理に使用しているのが現状。自 宅へ持ち帰らないことなどを指導している。パソコンの整備不足から個人用パソコンを借用している状況があるようですが、実態として何台程度借り上げを行っ ているのでしょうか。また、借り上げ条件の整備状況はどのようになっているのでしょうか。さらに、セキュリティー問題から自宅へ持ち帰らないとはどのよう なことでしょうか。老朽化、陳腐化に対する考え方、破損、盗難等の補償などもお答えください。使用パソコンが不要になった場合の返却方法、データの廃棄方 法などについて詳細にお答えください。
  続いて、学校、地域、家庭の連携への取り組みについてお尋ねいたします。最近の子どもたちを取り巻く環境変化は著しいものがあります。かつて世代同居 形態から核家族化が進み、子どもたちは人間関係の構築も容易でない状況にあるようです。世間では子どもたちを巻き込んだ凶悪犯罪も多発しております。上尾 市においても、子どもたちの社会性を育成する面においても犯罪から子どもたちを守る上からも地域と連携を強化するというキーワードが使用されておりますけ れども、現在学校、地域、家庭の連携をどのように取り組まれているのでしょうか。また、今後の推進計画をお示しください。
  以上で私の第1回目の質問を終わります。再質問につきましては留保いたします。

○議長(松崎真一議員) 6番、深山孝議員の一般質問に対する当局の答弁を求めます。

  教育総務部長。
        〔教育総務部長 伊藤治夫登壇〕
○教育総務部長(伊藤治夫) 深山議員さんからスポーツ振興につきましてご質問いただいておりますので、順次お答え申し上げます。
  初めに、市内スポーツ団体の登録数でございますが、平成17年5月1日現在では上尾市体育協会に登録されているスポーツ団体は35団体となっておりま す。これらのスポーツ団体への支援につきましては、それぞれ活動実績に応じまして運営費の補助を同協会を通じて行っております。また、スポーツ団体が実施 する大会会場の確保については、スポーツ施設の利用に関する年間調整会議におきまして優先予約ができるよう配慮しているところでございます。さらに、各種 大会等の後援のほか、市や国・県及びスポーツ関係機関などが開催する指導者養成研修会などに関する情報を積極的に提供しているところでございます。なお、 市内における体育、スポーツ、レクリエーション関係団体を統括する上尾市体育協会に対しましては、同協会の安定した自主運営を支援するため、体育館内に事 務所を提供しているところでございます。また、新たに体育協会へ登録を目指して準備している団体に対しましては、規約や役員構成、活動目的に沿った事業計 画や予算の組み立て方など、加盟要件を満たすための組織づくりについて随時相談、指導、助言などを行ってございます。
  次に、スポーツ振興にかかわる予算措置についてでございますけれども、市ではスポーツ宣言都市にふさわしい事業の充実を図るとともに、市民の皆さんが 健康、体力づくりや生涯スポーツとしてさまざまなスポーツに親しめるようにするため、各種スポーツ施設を市民ニーズに合わせて充実させていくことが求めら れているものと認識しているところであります。この実現のためには、現在の厳しい財政状況にかんがみ、他の施策との調整を図るとともに、スポーツ振興審議 会等の意見も聞きながら、行財政3カ年計画に位置づけ、実現できるように努力してまいりたいと考えております。
  また、今後のスポーツ振興計画についてでございますけれども、現時点で上尾市総合計画並びに生涯学習基本構想、基本計画に位置づけられている計画の主 なものとしては、少子高齢化に対応した指導者の養成、総合型地域スポーツクラブの結成促進、体育協会の自主運営への重点支援、各種スポーツイベントの充 実、さらに増加計画にあるスポーツ人口に対応するため、新たな体育館の設置など、スポーツ施設の早急な整備などが挙げられております。今後は総合的な将来 のスポーツ振興を図るため、独自の計画、いわゆるスポーツ振興計画の策定に向けまして検討してまいりたいと考えております。
  次に、危険個所の多い市民駅伝競走大会のコースを交通量の少ない河川敷等をランニングコースとして整備してはどうかというご質問でございますけれど も、ご案内のとおり、河川敷等に施設を設置する場合には、国有地の占用許可の関係から国土交通省等の関係省庁との協議が必要となるため、今後検討させてい ただきたいと存じます。
  市民駅伝コースの設定につきましては、既存の丸山公園周辺コースを考えておりますけれども、選手が安全に走ることのできる走路を確保するため、コースの一部の変更も考えながら設定をしていきたいというふうに考えてございます。
  次に、駅伝大会の運営体制の見直しでございますけれども、昨年の大会では268チーム、約2,200人の選手の参加がありまして、大変大きな大会に なってございます。コースの一部区間については、車と選手が交錯し、危険な状態になることは認識しておりますので、大会運営に当たりましては事故が発生し ないよう危険個所への役員の重点配置や役員間の連絡連携体制をこれまで以上に密にするとともに、指導・協力をいただく警察や交通安全協会などのほか、共催 であります体育協会とも十分連携を図りながら、選手、役員がともに安全な大会運営ができるよう万全を期していきたいと考えておりますので、ご理解のほどを お願い申し上げます。
○議長(松崎真一議員) 学校教育部長。

        〔学校教育部長 井川 隆登壇〕
○学校教育部長(井川 隆) それでは、続きまして、2番目の教育問題についてのご質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。
  初めに、大きな1番目、IT教育の現状と課題について3点のご質問をいただいております。
  まず、第1点目の現在のネットワーク環境をどのように利用しているのかについてでございますが、光ケーブルの高速回線により、児童生徒が調べ学習を行 う際には快適なインターネット接続環境のもとでコンピュータ室が利用されているところであります。また、市のセンターサーバーを通して文書や教育用コンテ ンツの共有化も可能になってきました。しかし、機能を有効に発揮させるためには、校長室や職員室をはじめ、各教室への端末の増設が必要な状況であります。 教育委員会といたしましては、現在これらの整備を目指しているところでございます。
  2点目のIT教育のカリキュラムはどのようになっているのかについてでございますが、学校では、ITを活用することにより、分かる授業、基礎・基本が 確実に身につく事業づくりに努めているところでございます。例えば分かりにくい抽象的な概念を分かりやすい立体映像を加味した動画などを用いて視覚的に示 したり、一人ひとりの理解度に応じて学習できるプログラムを利用して教育効果を高めております。また、発達段階に応じたコンピュータ技能習得段階表などを 作成し、総合的な学習の時間や技術家庭科などで教育課程に位置づけ、児童生徒の情報活用能力の育成に取り組んでおります。教育委員会といたしましては、 ITを活用して質の高い授業づくりを行える教員を増やすため、情報教育授業活用研修などを行っておりますが、さらに充実させていく必要があると考えており ます。
  3点目の教育情報通信基盤整備についてでございます。これは質の高い快適な学習環境と学校事務の効率化を実現するため、市内の小・中学校を光ファイ バーで結び、高速の学校間ネットワークとインターネット接続環境を提供するものであります。この基盤整備により、各小・中学校に学校間交流システムが導入 されました。1対1の学校間で双方向の映像と音声によるテレビ会議の機能を使用することができる。学校間の交流を通した授業や学習情報の交換などに利用で きます。教育委員会といたしましては、こうした情報環境を有効活用できるような学校を支援してまいりますとともに、今後も各教室間をネットワーク化する校 内LANの整備、コンピュータ活用教材の充実と上尾市情報化推進計画を踏まえた整備に取り組んでまいります。
  次に、大きな2番目の学校の管理用のパソコンについて2点ほどご質問いただきましたので、お答え申し上げます。
  1点目の個人用のパソコンを何台程度借り上げを行っているのかについてでございますが、確かに教職員が個人所有のパソコンを学校に持ち込み、事務処理 を行っているのが現状でございます。しかし、これは学校長が使用を認めているもので、借り上げといった形態はとっておりません。よって、ここでは個々の教 員が持ち込んでいるパソコンの台数についてご報告させていただきます。小学校22校では時々使用する場合等を含めまして合計で312台、同じく中学校11 校では合計で180台が学校で使用されております。借り上げ条件の整備状況についてでございますが、これも借り上げといった形態はとっておりませんので、 特に規定は設けておりません。
  また、セキュリティーの問題から自宅へ持ち帰らないと答弁した理由でございますが、教職員が自宅と学校間の通勤過程でパソコンを盗難された場合に不正 使用され、個人情報が流出されることを防止することや、あるいは自宅に持ち帰りネットワークと接続した場合に、外部からのデータ破壊、盗難、改ざんから防 止する意味でお答えを申し上げたところでございます。
  老朽化、陳腐化に対する考え方、破損、盗難時の補償等につきましては、教職員個人による保管管理を徹底させ、教育公務員としての守秘義務に努め、事故のないよう再三指導しているところでございますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
  2点目の使用パソコンが不要となった場合の返却方法についてでございますが、学校への持ち込みが必要なくなった場合、専用ソフトで個人データを完全に削除するか物理的に破壊するよう指導しております。
  個人所有のパソコンの持ち込みに関しては、過日行いました管理職研修の中で、市の管理職に向けた通達「個人情報及び行政情報の保護について」の文書を もとに、個人情報の取り扱い方法やパソコンの取り扱い方法など、セキュリティー対策について指導を徹底したところでございます。
  続きまして、大きな3番目の学校、家庭、地域の連携への取り組みについてお答え申し上げます。各学校では、学校行事や学校公開の機会を通して、保護 者、地域の方々に教育活動を理解していただいているところでございます。学校によりましては、区長さんを通して学校だよりを回覧していただいたり、地域の 方を学習支援ボランティアやゲストティーチャーとしてお招きして教育活動に協力していただいている学校もございます。また、上尾市では児童生徒の健全育成 を図ることを目的に中学校区ごとに生徒指導連絡協議会を設置しております。地域の実態に応じて区長、補導委員、民生委員、主任児童委員、保護司、各方々の 参加をお願いし、地域の教育力を発揮していただく取り組みを推進しているところでございます。
  具体的には、昨年度四つの中学校区で実施いたしました県の委託事業であります安心まちづくり学校パトロール隊を、今年度は全中学校区でアッピー学校パ トロール隊として発展的に組織いたしました。この夏季休業中には、市内小・中学校、高等学校を合わせ、延べ332回のパトロール活動を実施いたしました。 地域の非行防止、不審者対策、防犯対策など、学校、家庭、地域が連携を密にした活動に取り組んでおります。幸いなことに、今年度は9月現在まで大きな事故 の発生を見ないで推移いたしているところでございます。
  このほか教育委員会では、今年度県から教育に関する三つの達成目標推進地域の委嘱を受け、上平中、上平小、芝川小、上平北小を研究協力校として指定し ております。この4校では、学力、規律ある態度、体力に関しまして、上平地区として合同で保護者、地域の方を含めた推進委員会を組織し、学校、家庭、地域 が一体となった取り組みを行っております。
  推進委員会では、例えば児童生徒、保護者、教員に規律ある態度に関するアンケート調査を行い、調査結果を研究推進の参考とするほか、推進地域の広報に 掲載するなどして規律ある態度育成の啓発を図る計画等を進めております。教育委員会としましては、この上平中学校区で取り組んでおります教育に関する三つ の達成目標、推進地域の研究成果を今後は市内の各小・中学校すべてに紹介し、目標達成できるよう進めてまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。
  以上、答弁とさせていただきます。

○議長(松崎真一議員) 6番、深山孝議員。

        〔6番 深山 孝議員登壇〕
○6番(深山 孝議員) 6番、深山孝でございます。要望及び再質問をさせていただきます。
  大きな項目の1番目、スポーツ振興について、市民の健康指向は年々高まりを見せております。とりわけ最近のスポーツ、レクリエーションでは、ターゲッ トバードゴルフ、ペタング、スポーツ吹き矢など、新しい種目や競技が生まれ、競技人口も増加傾向にあります。最近では朝夕のジョギングやウオーキングを 行っている方々をよく見かけるようになりました。地区の体協でハイキング会を開催すると、キャンセル待ちが出るほどの人気になっております。埼玉県の平成 16年度県政世論調査にもありましたが、スポーツ、レクリエーションへの満足度も4分の3以上の方が不満を感じ、機会や場所の確保があれば参加したい意思 を持っております。財政面厳しい昨今ではございますが、スポーツ宣言都市にふさわしい充実したスポーツ振興計画を早急に策定されますよう要望いたします。
  また、市民駅伝競走大会のコース問題ですが、担当部署では危険個所、問題点は把握されているようですので、一日も早い改善策を打ち出されますよう要望いたします。
  大きな項目の2点目、教育問題について答弁いただいた1点目、ネットワーク環境利用、3点目の情報通信基盤整備について高速な通信回線環境は評価でき るレベルになっておりますが、校内のハードウエア整備面においては整備途上であると言わざるを得ません。周辺環境を幾ら整備しても受け皿環境が整っていな ければ有効利用にはつながらないのではないでしょうか。本件について順次計画的に整備されますよう要望いたします。
  学校現場での使用される教材や文書、ソフトウエアなどは重複するものが多く、共有化することにより有効的な運用を図ることができ、時間の大幅短縮や労 力の軽減が図られます。現実として校内LANなどのこれから整備されなければならない部分が多いということですので、ハード、ソフト両面での標準化に着手 されますよう要望いたします。
  2点目のIT教育カリキュラムについて再質問いたします。上尾市のIT教育の概要は分かりましたが、次の4点についてお答えください。ITの活用と分 かる授業の具体的な内容及び増加傾向にあるネット犯罪への啓発教育、2点目、コンピュータ室の利用状況、3点目、教員スキル、4点目、機器陳腐化への対 応。
  4点目の学校、家庭、地域の連携への取り組みについて、社会性の教育や防犯面強化を行う上で3者の連携は年を追うごとに重要性を増してきております。 開かれた学校と児童生徒の安全確保は何をすれば完璧だというマニュアルはありません。子どもたちの成長を見守る上でさまざまな取り組みを試みて、学校、家 庭、地域のつながりを強くしていただきたく要望いたします。
  最後に、学校管理用パソコンについてお尋ねいたします。自己所有パソコンの持ち込みは小学校22校で平均14台強、中学校11校で平均16台強と多い ことが分かりました。上尾市の方針でも一般社会の常識からも持ち込まない、持ち帰らないが大原則でありますが、先ほどのご答弁を伺う限り、教育委員会とし ては認めていない、学校長の判断で許可をしている、その件については黙認をしている、問題があった場合、責任は自分持ちということになります。ニュース報 道で児童生徒の個人情報を通勤途上の自家用車から盗難されたとよく聞かされることがありますが、上尾市の実態を聞きますとセキュリティーの管理体制をうん ぬんできるレベルにないことを感じます。データから見ても管理用パソコンの絶対数が不足していることはだれの目にも明らかですので、計画的に予算化を行 い、早期に導入されますよう要望いたします。今回は本件について再質問は行いませんが、実態を直視し、問題点の洗い出しを行い、改善策を講じてほしいと感 じております。
  ハードウエア、ソフトウエアの構築に関し、教育委員会内でITの専門部署を設置することは現状では難しい面もあるかと思いますので、情報推進課と密接に連絡をとり、連携をして事業を遂行されますよう要望いたします。

○議長(松崎真一議員) 学校教育部長。
        〔学校教育部長 井川 隆登壇〕

○学校教育部長(井川 隆) それでは、再質問いただきましたIT関係について、4点お答え申し上げたいと存じます。
  まず1点目ですが、ITの活用は、分かる授業を創造し、確かな学力を育成する上で効果的であると考えております。具体例の一部を紹介申し上げますと、 例えば理科で動画を利用する授業の展開の一例として、最新の気象衛星の観測画像を提示して、連続的な雲の動きをとらえさせる実践がございます。また、算数 で既習の図形をもとにして円の面積が求められることを学習する際には、シミュレーション化することで抽象的な内容や実際に提示するのが難しい内容を視覚を 通して示し、児童の思考を助ける方法がよく用いられているところでございます。社会科でも、指導の意図に応じて強調したい部分を簡単にズームアップできる 機能を利用しながら、世界の地理や歴史に関するデジタル資料の活用を図っております。このように教科の特性に応じ学習意欲を高めたり、知識、理解を定着さ せるために、言葉だけの一方的な説明ではなく、ITを使って魅力的な教材提示を行うなど、効果的な活用を図っております。
  また、情報活用能力を育成するため、教科の学習や総合的な学習の時間において、児童生徒がインターネットを利用して情報を収集したりデジタルカメラで記録をとったり、プレゼンテーションソフトを使って発表するなどの活動を取り入れております。
  併せて、情報機器を利用する中でコンピュータやスキャナー、デジタルカメラの使い方を習得したり、インターネットや電子メールを利用する上でのモラル の向上を図ったり、またプレゼンテーションソフトによるスライド作成の技能が身につくよう、計画的な指導を行っているところでございます。
  ネット犯罪の対策に関しましては、学校におけるネチケット、ネットワーク・エチケットの略だそうでございますが、指導の中でインターネットやメールの 危険性についても触れているところでございます。しかしながら、ワンクリック料金請求をはじめ、インターネットや電子メールを利用した犯罪が巧妙化し、被 害も増加しておりますところから、今後は外部講師を活用したり、警察などの専門機関と連携した指導も検討していく必要があると考えております。
  2点目のコンピュータ室の利用状況でございますが、これは学級数によりましても違いが出てまいります。学級数の多い学校ですと1学級当たり週1時間程 度の利用となっております。また、コンピュータ室を使用しているプロジェクターやデジタル機器の数が少ない場合には、同時に他学級で活用できない状況もご ざいます。極めて厳しい財政状況の中ではございますが、今後もすべての教室、すべての授業でITの活用が可能な環境づくりを目指してまいりたいと考えてお ります。
  3点目のご質問ですが、ご案内のとおり、ITを活用するには教員のスキルの向上が必要であります。平成17年3月現在、授業にコンピュータを使って指 導できる教員の割合は小学校では84.3%、中学校では43.1%という状況でございます。教員のITの使用が校務などの事務処理での活用以外に教えるた めの道具としての活用も高まるよう、今後もプレゼンテーションの作成や情報セキュリティー等の研修を進め、各学校の校内研修の充実を支援するなど、すべて の教員がITを活用できる状況を目指して取り組んでまいります。
  最後に、機器の陳腐化への対応ですが、リース契約の機器は5年で入れ替え予定となっております。今後ますます進展するであろうと思われる情報技術であ りますが、まずは小・中学校の段階では現在整備されている機器を有効に活用し、情報教育に関する基礎的・基本的な事項の定着を図ることを最重点課題として 取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
  以上、答弁とさせていただきます。

○議長(松崎真一議員) 6番、深山孝議員。
        〔6番 深山 孝議員登壇〕

○6番(深山 孝議員) 6番、深山孝でございます。要望させていただきます。
  学校週5日制による授業時間の確保が難しくなってきた今日、新たな分野での授業も増加傾向にある学校で指定時間内にすべてを網羅するようなカリキュラ ムを組むことは大変なことだと思います。ただ、社会の流れは確実にIT化社会へ転換してきております。パソコンを使いこなせることは特技ではなく、当たり 前になってきております。子どもたちがネット社会の明と暗を理解し、コンピュータに使われることなく、道具として使えるように指導強化を要望いたします。
  ありがとうございました。

上尾市議会議員 深山たかし

〒362-0001
埼玉県上尾市上1774-7

TEL 048-776-0575
FAX 048-776-0598