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上尾市議会議員 深山たかしは上尾に活力地域力をモットーに議員活動をしています。

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〒362-0001 埼玉県上尾市上1774-7

一般質問会議録集

令和 2年  6月 定例会 - 06月17日-一般質問-03号
P.70
◆19番(深山孝議員) 皆さん、こんにちは。19番、深山孝でございます。通告に従いまして、市政に対する一般質問を始めさせていただきます。
  一難去ってまた一難、泣きっ面に蜂、弱り目にたたり目、最近、公私ともにそんな状況であるように私は考えています。ふとマーフィーの法則が頭に浮かびました。皆さんもご存じかと思いますけれども、紹介いたします。
  マーフィーの法則とは、先達の経験の中で、度々生じた滑稽かつ物悲しい経験をまとめたものだそうです。名称にあるマーフィーとは、アメリカの航空工学者であるエドワード・アロイシャス・マーフィー・ジュニアに由来するということです。マーフィーの法則は、1949年にマーフィーが携わったアメリカ空軍におけるMX981という研究プロジェクトがきっかけで生まれたそうです。後に、その研究プロジェクトのリーダーがプロジェクト以外の人物に紹介したことから、軍部内、雑誌、新聞へと広まっていったということです。
  日本においては、1970年代後半、1990年代に流行いたしました。マーフィーの法則の例として、大事な予定がある日に限って残業になる、急いでいるときに限って信号が次々に赤になる、満員電車で自分が立っている席の前だけが空かないなどが挙げられています。基本的には、起きる可能性があることは、いつか必ず起きるし、失敗する可能性があることは、いずれ失敗するという考えが根底にあるそうです。これは常に最悪の結果を想定し、実際に最悪の事態が起きたときに、損害を最小限に抑えようという考え方だと捉えています。自分が全く予想しない事態に遭遇したときどう対応するか、それが大事です。自戒を含め、今がそのときだと感じております。失敗を恐れず、質問に入ります。
  大きな項目1点目、公共施設マネジメントについてであります。令和元年6月定例会の一般質問では、上平地区複合施設検討委員会の選定を行っているとの答弁でした。その後、上平地区複合施設検討委員会ではどのような協議が行われてきたのか、また今後のタイムスケジュールはどのようになっているのかお答えください。
  また、現在、上平広場として暫定利用していますが、いつまで暫定利用を行う予定なのかも併せてお答えください。
  大きな項目2点目、行財政諸課題についてであります。財政関連、財源の確保と歳出の見直しについてであります。コロナショックによる市税の減収額とその補填策。上尾市の令和2年度当初予算における市税収入は、リーマンショック以来、最高額の311億1,000万円が計上されています。しかし、この予算額は、新型コロナウイルス感染症が拡大する前に編成したものであるため、コロナショックによる影響を反映したものではないと思います。執行部はコロナショックによる市税の減収額をどの程度見込んでおり、この減収に対してどのように財源を確保していくのでしょうか。
  また、本定例会に提出された補正予算案においては、市税の減収を見越して財政調整基金を取り崩して歳入予算を確保していると思いますが、現時点での同基金の残高はどの程度になっているのかも併せてお答えください。
  2つ目、年間事業と財源見通しについてであります。コロナウイルス感染症の拡大に伴う事業の見直しと財源の見通しについて、歳出について市税が減収することを踏まえれば、今年度当初予算に計上している事業のうち、執行を猶予することができる事業についても見直しする必要があると考えられます。執行部は、既にこの見直しに着手していると認識しておりますが、見直しした事業の額はどの程度となっておるのでしょうか。
  一方で、コロナ対策に関わる事業については、予算を増額補正して実施する必要があると思います。しかしながら、巨額の市税の減収が予想されるのであれば、コロナ対策事業を実施するにしても確実な財源を確保した上で行わなければ、市の財政運営そのものが立ち行かなくなります。ひいては市民サービスの提供に支障を生じることとなると考えております。自治体独自のコロナ対策に活用できる財源としては、国から自治体へ交付される新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金というものがあると聞きました。4月に成立した国の第一次補正予算には、この交付金が全国総額で1兆円計上されており、上尾市ではこの交付金を基に、既に独自の中小企業支援策や、ひとり親家庭等子育て支援臨時給付金給付に取り組んでいることは承知しております。先日成立した国の第二次補正予算にも、同交付金が2兆円計上されておりますが、執行部はこの交付金を活用して、今後どのような事業を実施していくのかお答えください。
  3つ目、来年度の財源不足と対策についてであります。私は、コロナショックは今年度だけではなく、来年度の市の財政運営にも影響を与えると考えています。例年、上尾市は、当初予算に30億円前後の財源不足を計上しておりますが、来年度の財源不足額はどの程度と見込んでいるのでしょうか。また、この財源不足を踏まえて、どのように来年度の予算編成を行っていくのでしょうか。さらに、その対応方針についてお伺いいたします。
  4つ目、ICT教育の準備状況と今後の展開についてお尋ねいたします。文部科学省のGIGAスクール構想の加速による学びの保障で、令和2年度補正予算額約2,292億円と、その目的として1人1台端末の早期実現や、家庭でもつながる通信環境整備などGIGAスクール構想におけるハード、ソフト、人材を一体とした整備を加速することで、災害や感染症の発生等による学校の臨時休業等の緊急時においても、ICTの活用により全ての子どもたちの学びを保障できる環境を早急に実現とありました。
  そこでお尋ねいたします。上尾市が整備する端末の台数、整備する端末の内容、OSです。本事業の経費、端末を購入し、今後どのように指導計画を立てていくのか。
  5点目、現場の先生はどのように活用していくのか。
  6点目、学習機会を確保するために、タブレットPCなどを見られるよう取り組んでいる市もあると思いますけれども、上尾市はどのように取り組まれるのでしょうか。
  以上、1回目の質問を終わります。再質問につきましては、留保いたします。


P.72
◎行政経営部長(小田川史明) 大きな項目の1点目、公共施設マネジメントについてご質問をいただきましたので、順次お答えいたします。
  初めに、上平地区複合施設検討委員会の協議経過でございますが、第1回の検討委員会を令和元年7月19日に開催いたしました。また、市民ワークショップは、令和元年12月21日と令和2年1月11日の2回開催し、第1回は51名、第2回は49名と幅広い年代から多くの市民の方々に参加いただき、新しい上平地区複合施設に対して多くのアイデアを頂きました。
  また、第2回の市民ワークショップにおいて、参加者の承認により立候補した2名の方々が新たな検討委員に選出されたところでございます。これに続き2回目の上平地区複合施設検討委員会を令和2年2月10日に開催し、市民ワークショップの結果報告や複合化の候補となる施設の整理を行ったところでございます。
  令和2年度においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から検討委員会の開催を延期しており、今後は3密を避けたテレビ会議やウェブ会議などによる開催の準備を進めておるところでございます。現在、新型コロナウイルス感染症の影響によりスケジュールに遅れが生じているところでございますが、令和2年度中の基本構想策定を目指してまいりたいと考えております。
  次に、今後のタイムスケジュールでございますが、令和2年度において、まず全体のコンセプトを定め、続いて複合する公共施設と、そこに付加される市民サービスを決定し、基本構想として取りまとめ、翌令和3年度からの基本設計、実施設計を経て、最短で令和5年度からの工事着手を目指してまいります。
  続いて、上平地区複合施設建設予定地の暫定利用でございますが、広場としての暫定利用につきまして、建設着工までの利用と想定しております。これにより工事の着手する前年度までの利用と考えております。
  続いて、大きな質問項目の2点目、行財政諸課題について3点ご質問いただきましたので、順次お答えいたします。
  1点目の財源の確保と歳出の見直しについてでございますが、新型コロナウイルス感染症の影響による本市の市税減収額を現時点で正確に見積もることは困難でございますが、例えばリーマンショックで市税決算額では26.5億円の減収となっております。このことから新型コロナウイルス感染症が経済に与える影響をリーマンショックと同等と仮定すると、同規模の市税の減収が想定されることとなります。この市税減収への対応策といたしましては、国が設けた地方財政措置である徴収猶予債や減収補填債などの活用を考えており、また財政調整基金の現時点での残高につきましては、予算ベースで約3.1億円となっております。
  2点目の年間事業の財源見通しについてでございますが、今年度の当初予算に計上されている事業につきましては、市議会から申入れをいただきました各種行政視察旅費等の執行見送りを含め、約3.2億分の事業費の執行を見合わせることといたしました。また、新型コロナウイルス感染症対応、地方創生臨時交付金を活用した新たな独自の事業につきましては、市民の皆様に何ができるかを第一に考えながら検討を進めているところでございます。準備が整い次第、執行部の案としてお示ししたいと考えております。
  3点目の来年度の財源不足と対策についてでございますが、先ほどの質問でお答えしたとおり、新型コロナウイルス感染症の拡大による市税の減収額を現時点で見積もることは大変困難でございます。来年度の財源不足につきましても、正確に見積もることはできません。しかしながら、同感染症の拡大に伴い、全国的に経済活動が減速していることを踏まえれば、例年以上に厳しい予算編成を強いられることが想定されます。来年度の当初予算編成においては、同感染症の影響を踏まえた国の地方財政対策が講じられることも考えられますが、本市といたしましてはできる限り自主財源による財政運営が行えるよう、厳格な査定と既存事業の見直しを行い、財源不足額の圧縮に努めてまいります。


P.73
◎教育総務部長(小林克哉) 大きな質問項目の2番目、行財政の諸課題についての4点目、ICT教育の準備状況と今後の展開のうち、ICT教育の準備状況について3点ご質問をいただきましたので、順次お答えいたします。
  1点目、整備する端末につきましては、平成30年度に中学校700台、平成31年度に小学校1,632台、合計2,332台の整備を行ってございます。今回の事業は、1人1台端末を整備するために、新たに小学校9,605台、中学校4,956台、合計1万4,561台を追加整備するものでございます。
  2点目、整備する端末の操作運用をつかさどるシステムソフトウエア、いわゆるOSにつきましては、国がモデル例に提示しているウィンドウズ、クローム、iPadの中から入札により対応する予定でございます。
  3点目、本事業の経費についてですが、端末機器保証、ネットワーク設定に係る費用として5年間の総事業費約9億3,000万円を予定しております。うち約5億800万円につきましては、令和2年度公立学校情報機器整備費補助金を活用し、市の負担分としては約4億2,200万円となります。なお、契約の方式は、5年間のリース契約とし、歳出の平準化を図る予定です。


P.73
◎学校教育部長(瀧沢葉子) 大きな質問項目2の4点目、ICT教育の準備状況と今後の展開のうち、ICT教育の今後の展開について3点ご質問いただきましたので、順次お答えいたします。
  1点目、今後どのように指導計画を立てていくのかについてでございますが、各学校が児童生徒の実態や教科等の特性に応じた指導計画を立てることができるよう、研修会や授業研究会を実施してまいります。
  2点目、教員はどのように活用していくのかについてでございますが、例えば一斉指導では、教員が児童生徒の学習状況を端末を通して把握し、一人一人の反応を踏まえて授業を展開することなどが考えられます。また、児童生徒一人一人の教育的ニーズや理解度に応じた個別指導を行うことなどが考えられます。
  3点目、学習機会を確保するための上尾市の取組についてでございますが、ICT環境が整わない家庭には、長期休業中などに学校の端末を利用できるようにするなどして、学びを止めない取組を推進したいと考えております。


P.74
◆19番(深山孝議員) 一通りのご答弁ありがとうございました。
  公共施設マネジメントの進ちょく状況について再質問いたします。見直しを表明して、2年が経過いたしました。進ちょくが遅いと思われますけれども、いかがでしょうか。


P.74
◎行政経営部長(小田川史明) 市民ワークショップの参加者の再考や今年に入ってからの新型コロナウイルス感染症の影響により、上平地区複合施設検討委員会の進ちょくに遅れが生じておりますが、令和2年度中の基本構想の策定を目指してまいりたいと考えております。


P.74
◆19番(深山孝議員) 市長の証明した計画の見直しとは、それまで検討されてきたことを内容を含め白紙に戻すということですか。


P.74
◎行政経営部長(小田川史明) 上平地区複合施設は、市民の皆様に活用していただく図書館分館機能を持つ複合施設がふさわしいと考え、当初の計画を見直すものでございます。それまで検討してきた集う空間や市民の皆様のコミュニティーの場といったコンセプトなども取り入れていきたいと考えております。


P.74
◆19番(深山孝議員) 上平地区複合施設は、市民ワークショップで提言された意見をどのように反映してくるのでしょうか。


P.74
◎行政経営部長(小田川史明) 市民ワークショップでは、上平地区複合施設に付加する市民サービスなどについて広く意見を伺ったものでございます。上平地区複合施設では、市民の皆様に喜んでいただける施設とするため、市民ワークショップや事業見直しまでに頂いた多くのご意見を参考にしながら、付加すべき市民サービスを取りまとめていきたいと考えております。


P.74
◆19番(深山孝議員) 現在において考えられている上平地区複合施設の図書館分館機能とは、どのようなものなのでしょうか。


P.74
◎行政経営部長(小田川史明) 2回の市民ワークショップの結果、レイアウトの自由な多目的スペースやロビーを設置し、その時々においてサークル活動や地域コミュニティーのためのスペース、災害の際は拠点となる機能など様々な用途に対応できる空間を設置してほしいというご意見が数多く聞かれました。上平地区複合施設における図書館分館機能も、このようなスペースに配置し、多くの要望に対応できる空間にしたいと考えており、今後検討委員会の中で協議してまいります。


P.75
◆19番(深山孝議員) ありがとうございました。
  副市長にお尋ねいたします。上平地区複合施設は、見直しとなった新図書館複合施設の基本コンセプトを引き継ぐべきだと私は考えております。いかがでしょうか。


P.75
◎副市長(石川稔) 見直しになりました新図書館複合施設は、ランニングコストの算出であるとか市民サービスの内容などに曖昧な点があったことから、全てのライフサイクルコストなどの経費を明確にした上で、本市の公共施設マネジメントと市民ニーズを踏まえ再検討すべきと考え、畠山市長がその見直しを指示したものと私は認識をしております。したがいまして、これまでのコンセプトを全て否定したものではなく、取り入れるべき考え方や方向性は引き続き検討を進めますとともに、基本構想がまとまり次第、早急に市民の皆様にお知らせをしてまいりたい、このように考えてございます。よろしくお願いいたします。


P.75
◆19番(深山孝議員) 要望いたします。これまで建設された公共施設は、デザイン重視で造られたために使い勝手が悪かったり、維持管理経費が高額になっていたりするものが多くあります。本庁舎でも雨漏りが絶えず、幾ら修繕をしても雨漏りが直らないという状況にあります。今後、建設する公共施設は、コンセプトをしっかり持ち、快適に利用できるよう機能性を高めていくことはもちろん、維持管理がしやすい低コストで運営できるよう建設しなければならないと考えております。上平地区複合施設においては、建設や維持管理経費費用だけでなく、新図書館複合施設での検討内容や機能性についても十分検証していただくことを要望します。
  行財政諸課題についてお尋ねいたします。再質問いたします。今年度の事業のうち、3.2億円分の事業の執行を見合わせるということでありますけれども、どのような事業の執行を見合わせることとしたのか、市民生活に支障が生じないのかお答えください。


P.75
◎行政経営部長(小田川史明) 今年度の当初予算に計上された事業のうち、執行を見合わせることとした事業といたしましては、延期された東京オリンピック・パラリンピックに関する事業、休校に伴い夏休み期間中の工事日程の確保が困難となった小学校の受水槽改修事業、議会よりご提示いただきました行政視察費などがございます。しかし、いずれも市民生活において執行の見合わせに伴う大きな支障が生じるものではないと考えております。


P.75
◆19番(深山孝議員) 執行を見合わせることとした東京オリンピック・パラリンピックに関連する事業などについては、来年度予算に計上するつもりなのでしょうか。


P.75
◎行政経営部長(小田川史明) 東京オリンピック・パラリンピックに関連する事業につきましては、これらのイベントの開催の動向を踏まえて、来年度予算への計上について検討してまいります。また、その他の事業につきましても、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ検討をしてまいります。


P.76
◆19番(深山孝議員) 要望いたします。今、行政経営部長から答弁いただきましたが、これからますます厳しい財政状況となることが明らかです。当然必要なところに手当てすべきですが、同時に財源についての裏付けも必要です。入るを量りて出ずるを為すと言われますが、このような局面であるからこそ、私たち議員も含め皆が原則に立ち返って考える時期が来ているのです。新型コロナウイルスという世界中を巻き込んだこの状況の中で、新しい生活様式を構築し、市民も、議員も、職員も一丸となって、この未曽有の局面を乗り切っていくことが求められます。執行部には、より厳格な予算査定と適切な予算執行に努めてもらいたいと考えております。私も協力は惜しみません。知恵を出し合い、この局面を全力で乗り切りましょう。
  ICT教育の準備状況と今後の展開について要望いたします。答弁をお聞きしますと、国の予算の前倒しによってICT教育環境を整備しようと、現在はネットワークやタブレット端末等のハード整備に注力している状況で、教師の指導体制整備まで手が回っていないような感じを受けました。個々の教員オンライン環境やコンテンツの構築を依存するのではなく、教育委員会として共通教材やテンプレートを作成し、各学校の教育格差をなくすようにご尽力をくださいますよう要望し、私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。

上尾市議会議員 深山たかし

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